(開示事項の経過・訂正)2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出に関するお知らせ(8月29日)(PDFファイル)
2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出についてのお知らせ(8月14日)(PDFファイル)
インパクトホールディングス(東証マザーズ上場)のプレスリリース。
当サイトでも取り上げた、創業者が死去し不正取引疑惑が浮上しているインドのCoffee day Enterprises Limitedやその子会社に対して、貸付債権や出資金があり、それらについて追加的レビュー手続きが必要であると監査人からいわれているそうです。そのため、2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書を提出したとのことです(8月14日のプレスリリース)。
8月29日のプレスリリースでは、問題の会社の現地開示書類などが示されています。
「インドにおいて、Coffee day Enterprises Limited(以下 CDEL)社創業者の死去及びそれを端にする
同社グループ財務状況の不透明な状況の可能性が報道されております。当社は、CDEL の子会社である Coffee Day Global Limited(以下 CDGL)に対する
貸付債権 1,000 万米ドル(約 11 億円)及び Coffee Day Consultancy Services Private Limited(以下 CDCSPL)に対する
関係会社出資 1,500 万米ドル(約 17 億円)を有しておりますが、上述の報道に伴い、東陽監査法人より現時点においては貸付債権及び関係会社出資に対して評価減を計上するか否かを判断するための十分な心証を得られていないため、貸付債権及び出資先の財務状況を確かめるための追加のレビュー手続が必要であるといわれております。(8月14日)
「アーストアンドヤングが CDEL 社を調査することとなった理由として「シッダールタ氏は生前個人で巨額の負債を抱えており、負債の返済のために企業の資産を流用していたという疑いが生じたため、ボンベイ証券取引所より指定されたアーストアンドヤングが8月1日から8月 31 日までに調査することになりました」と記載しておりましたが、これはインドの現地メディアで報道された内容に基づき開示したものであり、シッダールタ氏の逝去後に CDEL社の窓口と打ち合わせを進める中で改めて事実確認を行った結果、「故シッダールタ氏が生前書簡に記した
『最高経営者兼財務責任者として決裁した各金融取引』のうち急逝したことにより社内共有されていない事項について、決算を確定させるために速やかに明らかにし、改めて社内共有する必要が生じたため、
CDEL 社より指定されたアーストアンドヤングが8月1日から8月 31 日までに調査することになりました」であることが判明いたしました。」(8月29日)
「8月 23 日に予定していたアーストアンドヤングからの中間報告収集に関して「東陽監査法人が当社の債権及び出資先の評価に必要な正確な財務情報を入手できるのは、当社がアーストアンドヤングの中間報告の結果を8月 23 日に受けた後、当社内での確認作業終了後の8月末日で」と記載しておりましたが、
中間報告結果の収集は未だ実現していない状況です。仮にこの先、中間報告の結果を入手できなくても、それに代わる財務情報の開示により代替すべく、入手した情報については順次東陽監査法人に渡している状況です。引き続き収集した会計情報を当社内で速やかに精査し、東陽監査法人によるレビューのうえで四半期報告書の提出期限を厳守すべく引き続きフォローしてまいります。」(8月29日)
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