「館」シリーズでお馴染みといえば
新本格派・・・ミステリールネサンス等の
ジャンルの先駆者(業界が作っちゃんったんでしょうけども)
「綾辻行人」先生でありますが
綾辻氏がデビューして、彼是20年は経ったでしょうか
書店の文庫コーナーの
通常、新書がおいてある場所に
「螺旋館の奇想」が置いてありました。
カバ装丁ーをみれば雪山山中の密室を
思わざるを得ない如何にもな設えに
思わず作者も見ずに購入しました。
帰って、まじまじと作者を見れば
*゚o゚)ノ~*.オオオォォォォォォ-
「折原一」先生じゃないですかい!
「沈黙の教室」
「倒錯のロンド」
あの、叙述トリックの魔術師
作中作の鬼
折原一氏だよぉ〜
つーことは、読む前から
作中作が、ややこしく展開するであろうと
見当をつけしまいました。
あっと言う間に読み終えてしまえるのは
程よいページ数と折原氏の手腕で御座いましょう。
60歳を超えた推理作家が
久々に、執筆を行うところから
物語は始まり、やがてそれは
あらぬ方向へと・・・・・
最後は、やはりの如く、御馴染みの折原ワールドでして
例えるならば、中華料理フルコースの後に
デザートでコテコテ豚骨背脂ドカ盛りラーメンを
出されたような、そんな満腹感一杯のどんでん返しで御座います。
折原氏未体験者には、些かクドイどぉぉぉとの声も
聞かれそうですが、くどくて良いのですw
スレイヤーが、いきなりアコースティックオンリーの
さわやかなアルバムを出したら、激怒するでしょ!
そんなもんですwスタイルは崩してはいけません
ワンパターンと言われようが、ワンパターンの中で
ヴァリエーションを望むので御座います。
つーことで、折原一氏の本
どれでも良いので読んでみてねぇ〜
螺旋館の奇想を読んでおいて
言うのも、なんですが「沈黙の教室」はおもろいですよん。

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