大晦日、庭仕事と並行して
永らく開かずの間状態となっていた
小部屋の片づけ開始
かつて、ここは24時間エアコンを利かせ
クワカブを飼育してた部屋&PC部屋&CD収納部屋だったんです。
財力追い付かず
キノコバエ事件勃発もあって
クワカブ飼育を辞めてから
はや5、6年経過したのかな?
仏さんになったクワガタは
標本にしようと思い乾燥を兼ねて
放置してたんだけど
ほんとに放置状態になってしまって
管理の悪さも相俟って
中身は鰹節虫(と思われる)に
すっかり食いつくされ
傍から見たら、タダのゴミ
しかも嫁ハンには手の出せないゴミw
よって、後ろ髪を引かれる思いで
ばっさり処分に踏み切ったのが昨年末
胴体は使いものにならないので
頭だけのデス・マスクなり
何れもフィリピン産のオオヒラタです
フィリピンは無数の島々から成り立ってるでしょ
で、島ごとにクワの形が微妙に異なるので
島の産地ごとにブランド名(なのか)のように名前が付けられてまして
明らかに違うものから
個体ごとの微妙なまのまで
正直、訳判んないほど名前がついてまして
手前から左回りに4匹目までは
同じ親から生まれたマスバテヒラタ(と名づけられてた)なんだけど
マスバテらしいスタイルは手前左かなぁ
その左隣は内歯(ギザギザになってる部分ね)が真ん中に来てまして
かなり見た目の雰囲気が違うでしょ
さらに、手前右側は
見ての通り、デカイ!
90センチちょっとオーバーしたので
もはや別物級になってます。
頭幅からしてビッグサイズだけど
オオヒラタの中には100ミリ超える産地もあるんで
10ミリ違うと、見た目は1.5倍ほどにはデカクみえるよん
で、手前右回りに2匹は
クワが細長いでしょ
こちら2匹はミンダナオ産の
ミンダナオヒラタ
上の1匹は
どこの産地だか忘れたw
同じフタマタクワガタ(Hexarthrius)-rhinocerosの仲間
左がリノケロスフタマタクワガタ(リノケロスとはライノセラス、すなわちサイ:鼻に角を持つものって意味なのね。どこが?と言うと、頭楯の形が鼻のように出っ張ってるところからだと思うんだ。通称トンカチなんだけどw 頭楯ってのは口の部分、クワの真ん中ね。オレンジ色の舌が出てくる場所)
右がマンディブラリスフタマタクワガタ
マンディブラリスは
見ての通り、直線的な長い大あごのお陰で
最大110ミリオーバーする
世界でも最長のクワガタの一つ
こいつで105ミリぐらいだったよーな気が
リノケロスは
この写真のように大あごが
長く伸びるスマトラ産のHexarthrius rhinoceros chaudoiri(亜種)と
グワっと下向きに太短く伸びるHexarthrius rhinoceros rhinoceros (原亜種)
あとメンタウェイ諸島産のHexarthrius rhinoceros sadaoi(亜種)が居るけど
最後の亜種は見た事が無いので、どの辺が違うか判らないです
インターメディアツヤクワガタ
ボケボケ
こいつもデカクなる
卵も爆産する
が、初めてだんたんで
大きな衣装ケースに30匹程度を飼育
長いトンネルを作って、その中を移動しながら
大きくなっていく生態だったんだわ。
多頭飼いは、あまり向いてなかった
おまけに蛹が他のクワガタと違って
ツヤクワガタって繭玉を作って
その中で蛹になるのよ
繭玉が、これまたキチキチなんで
数匹、繭玉の中で死亡
飼育温度の関係と思うんだけど
この親のように大あごが
長く伸びず中歯型になっちゃって
累代飼育は辞めた(スペースと餌代が追い付かなかったw)
110ミリオーバーのマンディ
95ミリぐらいだったと記憶のリノケロス
トンカチの具合が判るかな?
結局、マンディは卵を採る事ができず
リノケロスは10匹程度卵を採れて成虫までもっていきましたが
大きさ6センチ程度とショボ!な大きさで
これまた累代飼育断念w
いま、こうしてみてても
かっちょええなぁ〜
本当は仏さんになった後
冷凍庫に入れて、時期が来たら
ジオラマ標本にしようと企んでたんだけど
嫁ハンが冷凍食品の出し入れしてたら
一発でチョンバレだもんね
家から叩きだされるのは必至だから
流石に強行突破できなかったのさ
内緒で電子レンジで
産卵木をチンしたり
子バエが湧いたマットを
中華鍋で熱したりはしたけどw
ぐほぉ〜

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