2016/10/5

おさらい会  音楽

「おさらい会」とは門下生の発表会である。

「温習会」「発表会」などいろいろな会名があるが、私が属している鈴慕会では「鈴慕会芸術祭尺八演奏会」と凄い会名がついていて、毎年暮れの第二日曜日と決まっている。

手元のプログラムを探したところ昭和58年度は「鈴慕会尺八温習会」となっており、昭和60年度には「鈴慕会芸術祭尺八演奏会」に代わっている。

これは、新年の総会の時にある門下生から青木鈴慕先生に提案があり、「芸術祭」になったのである。
芸術祭と名付けた為か、先生は「大賞」「優秀賞」「奨励賞」を設けた。
第一回目の「大賞」は尺八道に熱心なおじさんに決定した。やはり「大賞が欲しい」と思い、私は気合を入れて練習に励み、1986(昭和61)年に「萩の露」を演奏して「大賞」を受賞した。

「大賞」は翌年2月の総会・新年会で発表される。本来はそこで、表賞状と横にしても「楯」と自分の名入りの二つ折れ牛革の尺八袋を頂ける事になっていた。
ところが、先生がお忙しかったのか用意出来ていなかった。

その内、先生は忘れてしまったらしい。こちらは残念至極だった。翌年の芸術祭も終り、内輪の忘年会の席で意を決して「未だ頂いていません」と、申し上げた。

結局、2年後の新年会で「北原が強硬に言うので」と半ば笑いながら渡して頂けた。
表彰状は額に入れて、しばらくは自宅に飾ったのだが、めじろ台に引っ越してからは倉庫にしまってある。楯は本棚のどこかにあり、尺八袋はカビ臭く色落ちもしてきたが愛用している。

さて、我が尺八の門下生と箏・三絃も含めて9月22日(祝)午後1時から「北原箏・三絃・尺八教室 おさらい会」を開催した。

私の出演は野村正峰作曲「かがり火」、宮城道雄作曲「泉」と琴古流本曲「三谷菅垣」であった。

「かがり火」は昨年も演奏したのだが、箏のメンバーが違うので致し方ない。
「泉」はNHKで録音したし、芸術祭やライブなど演奏してきたのでお得意のはずだった。

ところが、いつも使用している6寸管は8寸管と律が合わないと言われ、しばらく使用していなかった高級の永廣真山銘の6寸管を使用した。

慣れない尺八で、指孔の感覚が違い、演奏方法もその尺八毎にクセがあるので、結局ものに出来ず、ピー音を出したり自分としては不本意だった。

「三谷菅垣」に至っては、弟子のF君との合奏で私は2尺管の低音を担当したが、めったに2尺管を演奏しないし、リハーサルで私の方が律が高いと判明した。
チューナーで図ったところやはり高い。仕方ないので中継ぎを少し開けてメリ気味に演奏したから思い切っての演奏は出来ず愕然としたのだった。

門下生の若い新人E君は「さくら・夕焼け小焼け」で初舞台。緊張したようだ。
「六段の調べ」のN氏はゆっくりめに演奏だが、聞いていてハラハラだった。その為、写真撮影を忘れてしまった。

「茶音頭」「三谷菅垣」はF君。大学時に尺八を手にして約10年だから、スイスイと曲が進む。
箏との合奏も感が良く、私の存在を脅かしそうである。
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