2020/2/2

「春の海」幻想  音楽

正月は箏と「春の海」の合奏練習をした。やはり「春の海」は良い曲だ。
まだまだしばらくは自信を持って、この曲が演奏出来そうだ。

「春の海」で思い出したが、図書館で「週刊文春」を見たところ、哲学者でコラムニストの土屋賢二が「春の海」の題でコラムを書いていた。

何しろ数十年前の20歳台の話だが、母が箏の先生で、正月に「春の海」を演奏する事になった。
当時リコーダーしか演奏したことがなかった土屋氏が、500円の尺八を買って数週間猛練習をして、本番の舞台に立った。

しかし、音が出ない。ヒューヒューなるだけで、必死に吹いたが最後までヒューヒューだったと言う。実に可哀そうな話で、その気持ちが良く解るのである。今だから笑える話で、尺八吹きなら皆経験している。

そもそも私が尺八を始めたのは中学校の音楽鑑賞で「春の海」を聞きすごく感動して、いつかは尺八を習いたいと思っていたからだ。

その時のレコードは箏の宮城道雄とバイオリンのルネ・シュメーだった。
尺八は吉田晴風、フルートは吉田雅夫も演奏して世に広めた。

ごく最近まで神社や百貨店内で流れる「春の海」のほとんどは、箏宮城喜代子と尺八は二代青木鈴慕であった。

我々は中学の授業で聞いたのだが、娘達は小学校で鑑賞している。

私は大学に入って尺八を始め、「春の海」はおさらい会や結婚式、田舎でのライブなどで演奏して来た。

ところで表題の「春の海」幻想だが、宮城道雄作曲「春の海」をモチーフに牧野由多可作曲「春の海幻想」という曲がある。

数多くの尺八演奏家が舞台で演奏している。
ある演奏会のパンフレットに牧野が「もし宮城先生が生きておられたら褒めてくれるかな」と書いていた。

手元に楽譜はある。練習していつか演奏したいと思っている。
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