風薫る・・・  読書

 ゴールデン・ウィーク最終日、近所をちょっと歩いてみました。季節の区切りを1つ通り越したような感があります。上からは若葉、下からは雑草が萌え出て、径が狭くなったよう。ハナミズキは散り始めました。

 温かな晩、ふらふらと散歩して公園を通りかかったら、近所の知人がベンチに座って煙草吸ってやんの。細くゆっくり吸い込んでるのなんか見ると、美味そうに見える。煙たくなかったら私ものみたい。

 今年の連休は、街をウロウロして過しました。買い物は高砂屋のきんつば。粒あんに抹茶味や砂糖味(白)の薄皮を付けて鉄板で焼いたもの。抹茶の苦味は濃茶並みにシッカリついてました。あまい玉露が合いそう。それとも、スキッと潔く澄んだ紅茶がいいかな。カトマンドゥ・フレグランスなんて洒落た名前をつけられたオレンジ・ペコ、あれがいい。
うん、また行こう元町♪

◆連休の読書
 イアン・マキューアン、人気があるんですね。今公開中の映画の原作や新しいものは予約が殺到してます。とりあえず、ブッカー賞をとったとかいう「アムステルダム」と、その頃に近い作品を1つ読んでみました。日本での発売は「アムステルダム」の方が先ですが、英国での出版は「愛の続き」が先です。

 愛の続き
  イアン・マキューアン 著
  小山太一 訳
  2001年/新潮社

 ストーカーの性向からパートナーとの心理的葛藤まで、理系理論派の切れ者はこんなふうに解析処理するのね。マキューアンの筆力が冴える。理屈が苦手な情緒派の私にも、どうにか読ませてくれたよ。

 しかしまあ、解決の段には…マッチョな闘争力こそ生きのびる術なのねと…そうか、そういうものか。もうひとつの問題を解決したのも、老教授の打ってくれた人情世話物芝居だったなんて。 

 アムステルダム
  イアン・マキューアン 著
  小山太一 訳
  1999年/新潮社

 ちょっと「贖罪」に近づいたかな?と感じる、人間の内的な葛藤が描かれていたような。違うところは、ぞっとする結末。醜悪なものは早く忘れようっと。
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