旅は目によい  オンエア・クラシック

 遠目がきくのが自慢だった私は、30代の半ばにして近くが見えにくくなり、それ以来眼鏡を使っています。自分では遠視だと言うとりますが、周囲は一人のこらず老眼だと決めつけます。そうかもしれんが、遠くはよく見えるし、電車内の吊り広告なんかは、ルビだってなんだってちゃんと見えるんだ、ふん。

 ところで長崎から帰って以来、不思議と近くがよく見えるようになりました。旅の効用かも。

 長崎は坂の街。建て込んだところは、くねくねと細い路地が家の間を縫うように続いています。バイクぐらいしか通れないな、と思えるところは、空家や更地もチラホラ。引っ越しのトラックが入れないため、最近でも馬の引く荷車が使われているのを見たと、友人は言います。
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 そんな坂を登る途中にも、何度か視界が開けることがあり、立ち止まって見れば長崎港から対岸の稲佐山、そして電気、重工、おかげさまでの女神橋までが一望に。
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 予習不足ゆえ、あれはなんぞや?今さら聞けない珍物どもも見えます。飽きませんでした。
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 そういえば、前日夜に到着したときにも、黄色いのを見たな。これの兄弟分かな。
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 週末は写真をプリントして、世話してくれた友人やご家族に手紙を書こう。あ、その前にトコロテンを作ってみなければ。

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長崎へ  

 連休前半は友達を訪ねて西国路から長崎まで行きました。どこもかしこも、初めて行く土地です。人に会うのが目的でしたから、行き先の風物に興味は持っていませんでした。でも、友人やご家族の歓待のおかげで、次の機会には、もっといろいろ見て歩いてみようかと、早くも再訪を目論んでいます。

 1日目は、高校時代の友人が待つ広島のとある街へ。著名な作家が逗留して小説を書いた旅館(家?)が、ビルの狭間にあるというのです。今は料理など出して静かに過ごせる、隠れ家のような店だとか。行ってみると、そのたたずまいは友人から聞いていたとおりでしたけれど、店主はその旅館ではないと言いました。

 昭和モダンの名残を留めた洋間に自然光が浅く差し込む部屋の、曰く因縁や料理に気圧されることなく、旅は上々のスタートでした。

 長崎は、このうえない晴天でした。午前中は連れの所望する亀山社中界隈と風頭公園を歩き、午後は海へ連れて行ってもらいました。
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 長崎の海が、こんなに美しいとは!
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 岩場の端に立って見ると、すぐ近くにコバルトブルーの熱帯魚が数匹群れているんですよ。あと、私にはそんなふうに見えなんだが、イカの赤ちゃんだというオタマジャクシみたいなフワフワとか。海はまだ夏なんですかね? 友人たちは服のままザンブリと飛び込んじゃいましたよ。うむむ、こんなことなら予習しとくんだった。

 夕食は、魚を食べに料理旅館へ。でもね、昼ご飯に生麺を揚げて作ってくれた皿うどんを食べ、海から帰ったおやつには岩場で採ったテングサを乾燥させて作った自家製トコロテン(三杯酢)を食べ…して、魚の入るところがなかったよ。

 最初に甘エビの躍り食いが出てきたときには、思わず「こんなん食べるの?!」と声をあげてヒンシュクを買うし。

 ダッテ、コッチ睨ンドウデ。暴れるし。そこらじゅうに雫が飛ぶし。
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 友人に頭を取ってもらい、なんとか口に入れてみますと、意外にも少し甘くて、噛むと殻がぱりぱりと音を立てました。海よ、ごちそうさまでした。

 土産に、乾燥テングサをもらいました。レシピつき。次の週末に作ってみるとしよう。
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