海の日に  四季折々

 海の日の正午、港にいる船は一斉に汽笛を鳴らす。我が家から港は見えないのだけれど、開け放した窓から聞こえる、毎年のささやかな楽しみ。

 梅雨明け、連休、夏休み。ワールド杯サッカーが終わり、今年の高校野球地区大会は、なんとなく行きそびれ…そうだな。スカイマークの日陰にでも、コソッと行ってみるかな…とグズグズしているうちに昼下がり。

 写真は西表島の砂浜。星砂(ほしずな。星の砂とも)です。島北の、その名も星砂海岸とやらに降りたとき、足もとにカメラを向けてピントを合わせれば、こういう写真が撮れました。目を皿にして探さずとも、星の形をした殻がいっぱい。中に入っていた単細胞はもういません。
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 車でドライブの途中「星砂を探してみて」と浜に降ろされたときには、そらウンザリしたものです。なんでここまで来て、苦手な「近く」に目を凝らさねばならんのダ(トホホ)、遠くを見てボーーッとするために来てるのに…と。

 で、しばらくブルーのグラデーションが絶え間なく寄せ来る音を聴き、水面を眺め、戯れに足もとの砂をひとすくいして、黒い岩の上にぱらっと広げてみれば…


 おお、見えるではないか!
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 楽園の恩寵? 眼鏡ナシで見えるダョ、かわいい海星型、太陽型が!! 感激。目を凝らさんでも見えたことに感謝。にわかに信心深くなりかけた一瞬であります。

 その海岸からは見えませんでしたが、西表島の北には鳩間島があります。そこでは、土産物などにする星砂の材料を、海中で生きているものから採っているとか。砂浜のは、波に洗われて突起が摩滅しているものが多く、取る量が多いと浜が痩せる弊害もあるというので。

 関西のテレビ局が製作している番組に、子どもが「生きている星の砂を飼ってみたい(育てたい、だったかも)」と依頼したことがあります。放送された依頼には何でも応えるやさしい探偵さんは、鳩間島の人にお願いして、素潜りできる海中から、海藻の根元にふわふわ漂っている星形の生き物を採ってきてもらったとか。

 さて、依頼者は、持ち帰って飼うことができたのでしょうかね?
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