たけふ45交流ブログ...わいわい、がやがや、種々雑多 | |||||
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その後、今立の「和紙の里」に出向きました。
娘が木版をやっているので、和紙をじかに見て買いたいということで久しぶりに足を運びました。
娘いわく、やはり越前和紙が一番いいそうです。版画の仕上がりが 他の和紙の産地のものとは全然違うということでした。
1枚の和紙が出来上がるまでの 何と気の遠くなるような時間。頭では分かっていたつもりでしたが、実際に見たり説明を受け、感嘆のため息が出るばかり。
そしてもう一つの展示館に行ったとき、越前和紙が日本での最初、最古の地だと知りました(他にもあると思ってました)。越前から全国へ伝わって行ったのだと。江戸時代には幕府から紙座というお墨付き、保護を受けていたことも 初めて知りました。
奉書は知っていましたが、藩札や明治のお札が越前和紙から作られた(ている?)ことも。京都のあの名高い桂離宮の襖紙、藍色と白の大きい市松模様の襖紙も、越前和紙だそうです。ブルーノ・タウトがその美しさとモダンさを絶賛したと、何かで読んだことがあります。その襖紙の写真は展示されていました。(その有名な襖紙が 越前産ということを今回始めて知り、とても誇りに思いました。)
和紙の里でもう一つ、感動したものがあります。それは和紙を漉くとき使う、漉き台(?)です。正式な名前わからないのですが、とっても細い、繊細な竹ひごのようなものががびっしりと縦に並んでいて、その見事さに感動しました。
いうならばすだれをもっともっと細く、密にしたような。でも、なめらかに紙を漉かないといけないため節が一切ないし、間隔も見えないくらいなのです。
大きい紙を漉く台になると、大変な技術が必要だと思いました。
あのような技術や技、並大抵ではないですよね。もう、「へえーっ!」というばかりでした。(笑)
そしてそれから岡太神社 大滝神社にも足を運び、建物の造り(特に屋根)、また特に彫り物の素晴らしさに仰天、感動してしまいました。もう、本当にあれは芸術作品です。
私達の福井の祖先が あのようなものを創った、と思うと誇りを感じました。福井には和紙のほかに漆器や打ち刃物、焼き物、織物などの古くからの素晴らしい工芸がありますよね。
今回の帰省で もう、福井ってなんてすごい所なんやろか、と改めて思ってしまいました。
(中略)
一日ちょっとでしたが、ふるさと再発見の旅でした。
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王朝文化を支えた料紙展<期間> 9月27日(土)〜11月30日(日)
<場所> 卯立の工芸館
<日時> 9月21日(日) 午後2時00分〜4時00分ごろまで
(雨天時は中止)
<対象> 武生高校昭和45年卒の仲間
<場所> 例の「上島農作業小屋」に集合
<準備> 特になし、化粧厚め?で軍手に百姓スタイル。
<会費> 無料、