先々週の休日に福井市近郊にある文殊山(365m)に登ってみました。福井市と鯖江市が一望できます(写真@は福井市方面、ハーモニーホールが見えます)。
でも目的は「カタクリの花」と「ギフチョウ」です。ギフチョウはカタクリの花に集まりますが絶滅危惧種U類に登録され、最近はかなり減っています。当日は残念ながらギフチョウには逢えませんでしたが可憐な「カタクリの花」と清楚な「コブシの花」が印象的でした。
「カタクリの花」は薄紫色で、晴れたときだけ花びらを反らすように開き、蝶を呼び寄せ、夕方や曇ると萎みます。発芽してから花が咲くまでには地下で8年間も要しますーーーまるでセミのよう。球根はご存じの「片栗粉」になりますが最近はジャガイモ澱粉がほとんどですーーー「桃、栗、3年、カタクリ8年ーーかな?」。そして1年のうち、3月〜4月の2ヵ月間だけ地上に姿を現わし、あとの10ヵ月間は地下で眠りにつきますーーーそれ故「春のはかない命」と。花言葉は「初恋」ーーぴったりですね。またこの花の繁殖はこの種を蟻たちがエサとして自分の巣に運ぶーーそこで発芽し根深く育っていきます。蝶や蟻たちと共生しながら何とも神秘的な生命、花です。
また「コブシの花」は緑の少ない春先の山々に真っ白な花を木々全身に付けますーー「白衣の天使」のようです。15mはあろう、写真のこのコブシの巨木は本当に清楚で純白な「白の迫力」に圧倒されました。
「青空にコブシの白い花」ーーーとても元気がでますね。
(4組宮ちゃん)
@山頂から福井市方面ハーモニーホール
A文殊山かたくりの花
B二人寄り添うように
C青空にこぶしの花


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