たけふ45交流ブログ...わいわい、がやがや、種々雑多 | |||||
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武生国際音楽祭2011 | |
期間 | 9月4日(日)〜9月11日(日) |
場所 | 越前市文化センター、他 |
ご挨拶
武生国際音楽祭2011の開幕にあたり、主催者を代表してご挨拶申し上げます。
今回で22回目となる当音楽祭を継続することが出来ましたのは地元の皆様や、ご協賛等を賜りました企業各位をはじめ、この街を楽しくして行こうという、多くの方々の暖かいご支援ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
当音楽祭は、世界に誇りうる内容と規模をもつ国内有数の音楽祭として高い評価をいただいています。同時に強い期待も寄せられております。皆様方のさらなるご支援をお願い申し上げます。
さて、本年度は作曲家細川俊夫氏を音楽アドバイザーに、選りすぐりの内外アーティストが集う音楽祭として、古典から近現代にいたる音楽作品が演奏されます。今年のテーマは『「19世紀クラッシック音楽」から「今日の音楽」まで』です。「19世紀クラッシック音楽」としてシューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスなどの作品を中心にすえ、今年が生誕200年のリストの作品も取り上げられます。また、「今日の音楽」は「新しい地平コンサートT、U、V」で取り上げられます。いろいろな実験的な試みや挑戦は、ときには馴染みにくくもありますが、作曲家のたゆまぬ努力は、必ずや次の時代を切り開いていくものと考えます。
さらに作曲家と演奏家の人材育成を目的として、それぞれ第11回武生国際作曲ワークショップと第7回武生国際夏季アカデミーが開かれます。国際的に活躍する一流の作曲家や演奏家による指導は、若手にとって得難い機会です。されなる研鑽につなげていただくよう切に願っております。
本年は特別の年となりました。3月の東日本大震災は政治・経済はもとより、この国の戦後歩んできた道を考え直す、日本という国の文化はもとより、改めて根幹を問い正す大きな出来事となりました。音楽祭にも影響をもたらしましたが、無事開催できますことを心から喜びたいと思います。
ファイナルコンサートでは、被災された方々への鎮魂の祈りも込め、リストの宗教曲「十字架の道行」を演奏いたします。
終りに、音楽祭開催に際しましてご協力、ご助成をいただきました、国、県、市をはじめ近隣自治体、各種団体、企業、報道機関各位に心より感謝を申し上げます。
武生国際音楽祭推進会議 理事長 笠原 章