17日の日経朝刊の社会面に、アルゼンチンを悪ふざけでからかって、ドイツ(自国民)がふんぞり返っているような振る舞いをしたとして あのドイツのワールドカップチームの(悪ふざけ)6人のメンバーが批判されている記事を見ました。
思い出したのは、この前石川満に会った時彼が剣道の残心ということを教えてくれたことです。たとえ一本取ってもその後の所作が決まっていないことには一本とはみてくれないそうです。また東京オリンピックの時にヘーシンクが神永に勝った時に喜ぶオランダ応援人が畳マットの上になだれ込もうとした時、ヘーシンクがそれを制して、礼をもって2人が試合を闘った後の礼をすることを何よりも
大事にしたという話も思い出しました。
アルゼンチン 素晴らしい戦いを挑み、全員が精一杯闘っていました。特にオランダ戦で完璧に相手のロッペンでしたっけ。
突進してくるドリブルをペナルティエリア内でも完璧にタックルで間一髪抑えていましたが、ドイツ戦はそこまで完璧ではなかったにしろ素晴らしいデフェンス等 他の選手も含め 何度も勝つチャンスはあった試合でした。
もちろんドイツは強かった。進化する強さ、最後の止めはオーソドックスなものでしたが、彼らのサッカーが進歩しているのだからchampionにふさわしい。
で、ドイツのメディアは奢ることなく、悪ふざけと感じ それを報道する。 ドイツの良さを感じます、
闘いは全力を尽くして戦うことが もっとも意義深くプロセスが 崇高なのだと思います。(勝敗は結果でしかない)。
日本の武道に繋がる心情がドイツにも有るんだなぁ と 感じました。
P.S. ♪風に立つライオン♪ではさだまさしが、やはり私たちの国は 残念ながらなにか大切なところで道を間違えたようですね、なんて詩っているけれど、 武道の精神は 無くして欲しくはないし、無くさないようにしようと思いますね。
自分も精一杯やったことからくる相手への思いやり、礼、美学ですよね。
あのドイツの社会の良きところに負けるな。ヘーシンクに負けるな、です。
久保


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