つい1時間ばかり前まで、夫・H氏とバカ話で盛り上がってはしゃいで「あ、これ、今日のブログネタやな」とか言い合ってたのに、忘れてしまった。がっかり。
と書いたとたんに思い出したので、忘れないように今度こそ急いで書き留めておこう。洗濯物終了の洗濯機の音が鳴っても、立ち上がらずに。
何も思いつかなくても、忘れていても、書いているうちに浮上する。まさに考えるより行動することが大事なのだ。
とはいえ、バカ話なので、何の役にもたたない話であることを、最初に明記しておく。
ウチの裏に畑がある。現在は各種野菜ができつつある。H氏は生ゴミ堆肥をつくり、草を取り、水を撒き、寸暇を惜しんで世話に明け暮れている。おじいちゃんの畑仕事を引き継いでまだ間もないので、失敗を重ねながら年々学んでいき上達しハマり込んでいる。「『例の(マニアックな)サイクル』にはいっちゃったな」と、いつものことながら、趣味の世界を広げて行くH氏のパワーに呆然としている私である。
さっき、なんとなくテレビを見ていたら、「昔は修道院の中に薬草園があった」というナレーションがはいったので、ふと
「畑に薬草植えるのもいいなー」と、止せば良いのに、いい加減な事をつい口にしてしまう私である。とたんにうれしそうにカオをあげるH氏。しまった。
「それ、ええなー。年とったら、それ、しよー」
「『冬虫夏草』とか『さるのこしかけ』とか。漢方薬になるみたいやで。毒キノコも混ぜたら面白いかもしれへん。ベニテング茸とかワライ茸とか」
「そんなん植えてどないすんねん」
「おじいちゃん(H氏のこと)、最近元気あらへんなー。そや、ワライ茸食べさせて笑たら、きっと元気になるで」
「ゲラゲラゲラ・・・って何食べさすねん! それに薬草ちゃうやん、それ。茸やキノコ」
(賢明な読者のみなさま、けっして真似しないでください)
そういうH氏は7月に東京出張が入り、「日本民藝館行ったろー」と私をうらやましがらせている。そして私は「日本民藝館のお土産は何をリクエストしよーかー?」と熱心にネット検索を繰り返す日々なのである。

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