Kちゃんの卓球部では、春休みの頃からコミック
『もやしもん』が流行っていて、「かもすぞ!」というのが野次り言葉になっているそうである。
残念ながら我家ではいま一つストーリー的には乗り切れず、続巻購入は立ち消えとなった。が、ここに出てくる菌やウイルス・キャラの人気は高く、とくに母娘間では、つぶらな瞳のくせに極悪なO157が息の長い人気を誇り、「かもしてころすぞ」と可愛らしい声で言うのが定番となっている。
そんなある日、我家でのがちゃぽんヒット率の高い近江八幡の三洋堂書店で、Kちゃんが「『もやしもん』のがちゃぽん見つけた!」と報告してくれた。その時は時間もお金もなく、後ろ髪を引かれつつも撤退を余儀なくされたらしい。
このリベンジは母がとる! 必ずや『もやしもん』のカプセルをゲットだぜ!
で、先日長浜にいった帰り、Kちゃんのリベンジを果たすべく、H氏とともに書店入口にずらりと並ぶがちゃぽんを検分する。あった。ものは『もやしもん』ぷくぷくシール。カプセルが入った容器には、菌やウイルスがどわんと集団で描かれている。これや、これ! とテンションが上がってくる。
が、私以上にテンションが上がっている人物がいた。
「うわー! なにこれ?? ええな、こいつら!」。無邪気に喜ぶ笑顔についつられてしまう。がちゃぽんは2回までと決めている私だが、掛ける2まで、ということにしよう。
「でも、全8種類って書いてあるで」・・・まさか全8種類集めるのか?
とはいうものの、彼が欲しかったのはシールではなく、「なにが出てくるか?」というわくわく感、種類がダブって出てしまったときの残念感、お気に入りのキャラに出会えた喜色満面だ、ということもよく分かった。獲物よりも狩り自体に興味がある人なのだ。
ところでこのシール、どこに貼ろうか? この人(菌)たちは集団でいる方が楽しそうなんだけど、お風呂場に集合させると黒カビの温床になりそうだったりもして。とりあえずはKちゃんに託す、ということで。
すっかりカモされた夫婦ものであった。
*菌のキャラ画像については、
ここでどうぞ。カワイイです。

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