久しぶりにKちゃんを学校まで迎えに行って、車の中ではいつものように途切れる事の無いおしゃべりに興じる。
「今の職場は若い人が多いから、独身で恋人の居る人とかもいて、久々に恋愛話とか聴いたわー。相手の男の人のことを、今風に『カレシ』っていわはる人もいやはるけど、ラブラブ中のもう一人(私の見るところ、たぶん職場一の切れ者)は、相手の人のことを『相方』っていわはるねん! それ、漫才やないかーい!」
「ええな、相方。それ、ええな」と、いたく気に入った様子のKちゃん。
「ところで、今時の中学生女子は、どういうふうに云わはるの?」と、興味津々で聞いてみた。
「えーと。『旦那』」。
「えーー!? なにそれー? どういう風に使ってはるの?」
「あんたとこの旦那、どうしてる? とか」
それは、オバさんの会話では(汗)
「それって、相手をけなす時に使うの?それか、のろけるとき?」
「のろけるとき。そやけど、だいたい2週間で終わるねんな。ウワサがひろまって『がんばりや』って応援するころには、別れてはるし。そういう話、すごいしょーもない。大抵相手に飽きて、すぐ別れはるねん」
2週間で飽きるって・・・それは恋愛とも言えないのでは。もはやゲームとすら言えないくらいかもしれない。
いや、ひっそりと継続恋愛中、という中学生もいるんだろうな、きっと。水面下には、もしかすれば。でも、まぁ、いっても中学生。恋愛の入口って、もしかしたら、そんなものなのかもしれないな。

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