※
「京王線談話室」に投稿したものの焼き直しです。
・資料1
2009年度京王グループ経営計画(PDF)
・資料2
2008年度決算説明会資料(PDF)
2009年度の増備は9000系60両と1000系45両。井の頭線に関しては「鉄道ファン」誌に置き換え予定が掲載されているので本記事では特に触れませんが、1027Fがオレンジ色という話なのでちょっと気になります。一口にオレンジといっても色々ありますが、オレンジバーミリオン(朱色1号)でないことを祈ります。
9000系に関しては現時点で9045Fと9046Fが入線しているので、残りも30番台になる可能性が高いです。そうすれば、
0番台: 8連、乗り入れ不可
30番台:10連、乗り入れ可能
の2グループに集約できますし、いたずらに地上用の10連を作るよりも運用面でも柔軟に対応できますし。
仮に今年度の増備編成が全て30番台だったら場合、9049Fまでは順当に付与されるとして最後の1本がどうなるかですが、クハ9750形が存在しているのにクハ9700形の9750号車というのも変なので(他形式も同様)、最後の1本は9030Fでしょうか。与えられた番台を使い切って若い番号に戻るというのは、趣味的にかなり興味深い現象です。
7000系のVVVF化に関しては特に記載はないですけど、決算説明会資料の中で今年度末の省エネルギー化率が93%と記載されています。
今年度末の時点で6000系が何両残っているかは分かりませんが、仮に6000系が30番台のほかに10番台の8連も廃車になったとした場合、営業用形式を合計すると883両(6000系:30両、7000系:190両、8000系:244両、9000系:264両、1000系:145両、3000系:10両)。これの93%は821両なので、62両が非VVVF編成。そして62両から40両(6000系+3000系)を引いた22両が、今年度末時点での7000系の非VVVF編成となります。そして、2008年度末時点での7000系の非VVVF編成は54両なので、今年度のVVVF改造対象は32両と予想します。
現時点で7001Fが工事中、また7025Fも確定なので(2009年度はLCDを115両に整備。うち105両は新車なので、その差分の10両が恐らく7025F)、残りの16両がどれになるかですね。なお、6000系の残存両数によって7000系の改造両数は変動することを最後に付け加えておきます。
来年度も残る6000系ですが、7000系の更新やATC改造中の予備として残し、それらが終了後に廃車という流れでしょう。9031F〜9033Fで代替された編成がないので2005年末時点よりも車両数が多く、その分を来年度代替新造なしという形で調整できますし。