クモハ51のオリジナルタイプは「正面半流、扉間の客窓6枚、パンタは連結面側」というスタイル。ところが、飯田線にいたクモハ51069はオリジナル車と全くの別形態。
それもそのはずで、戦時中にモハ41の台車をモハ42 or モハ43のと振り替えてモハ51に編入し(40系と42系・51系は歯車比が異なる)、さらに戦後になって室内をロングシートからセミクロスシートにする、という経緯を辿っているからです。

ということで、クモハ54133の運転台部分をクモハ42009のものにすげ替えてクモハ51069に。クモハ54133はクモハ41の出力増強型であるクモハ60の改造車なので、客室部分の窓割りは同じになるわけです。
運転席側の正面窓は末期はHゴムだったようですが、原形時代の写真も残っていることからそのまま。
屋根板は暫定でクモハ53000のもの(パンタがPS13)を付けているので、クモハ51200が発売されたらそれ(パンタがPS11)に交換の予定。
編成相手は実際はクハ68404だけど、クモハ42009の運転台部分がもう1個残っているので、クハ68420の運転台部分をすげ替えたクハ68409にして、平妻40系ペアにしても面白いかなーと思ったり。