2009/3/1

ひとりと一匹たち  

NHK教育テレビのETV特集「ひとりと一匹たち」
というドキュメンタリーを観た。

多摩川に暮らすホームレスの人たちと
彼らが世話する猫との共生の物語。

我が家の目と鼻の先に流れる多摩川。
その河川敷にたくさんのホームレスさんが住んでいる。

河川敷に捨てられた猫を自分の住処に連れて帰り
世話をしている心優しいホームレスさんたち。
自分の食事よりも猫のエサ代を
何とか工面しようと空き缶を集める。

しかし、現実は思った以上に過酷だった。
世界的な金融危機は
ホームレスさんたちが集めるアルミ缶の買取価格を暴落させた。
やっと日雇い仕事をみつけたとしても、すぐに解雇されてしまう。

それでも彼らは猫たちの世話をやめたりはしない。
捨てられた猫に自分の姿を重ねているのだろうか。
一日一日を必死に生きている。

番組の終盤
取材していたディレクターの足元に
一匹の茶トラの子猫がまとわりついてきた。
やはり捨てられたのだろう。
尻尾をピンと立てぴょんぴょんと跳ねながら
「一緒に連れてって」とせがんでいるようだった。

ショーンを連れて帰った日のことが思わず頭に浮かぶ。
あの日のショーンもこの子猫のようだったっけ・・・。

するとホームレスのおじさんがひとり現れ、その子猫を抱き上げた。
そして後からもうひとりおじさんが出て来て
ふたりで相談した結果、茶トラはおじさんたちに引き取られた。

おじさんは自分の住処で
すでに世話をしていた三毛猫に茶トラを見せながら
「面倒見てやってくれや」と話しかける。
キャットフードを皿に出すと
茶トラはむしゃぶりつくように食べ始めた。
あぁ、やっぱりお腹が空いていたんだね。

ワタシはホッとしたと同時にとても悲しくなった。

だってさ
一日を暮らすことさえ大変なホームレスの人たちが
捨て猫の命を助けているんだよ。
一方で
生き物の命を軽視してしまったどこかの誰かさん。
あなたがたはものすごく悲しい人たちだ・・・同情するよ。

ニンゲンの命も動物の命も、命の重みは同じだと思う。
どちらも大切に守られる世の中であって欲しい。

多摩川のホームレスさんたちに協力し
捨て猫たちのケアをしているボランティアさんの存在があること
最後にそれを付け加えておく。

(自由が丘で見つけたペア猫、コイツらは幸せ過ぎ)

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