
2010.6.12 北杜市武川町宮脇にて
黄色い塗装のマンホール蓋は、60tのキャパを持つ耐震性貯水槽のものでありました。
火災の際の消火活動に用いられる防火水槽の役割も果たすかと思われますが、
主眼は、震災などの際の断水時に、この水を濾過して利用する
防災用の貯水槽ということにあるようです。
だから耐震性が、十分に確保されたものとなっているのです。
ふつう、そうした貯水槽は、公民館の敷地とか、
道路脇の空き地とかにつくられているのをよく見かけますが、
こちらのケースは、道路の下に建設されたものでした。
マンホール蓋の部分を中心に野球のホームベースに似た形に路面が切り取られた痕が
地下水槽の範囲を物語っているようです。

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