
2010.6.5 南アルプス市有野にて(6点とも)
前回は、東京で見た ちょっと古めかしい制水弁ハンドホール蓋でしたが、
今回は、かなり古めかしい 仕切弁ハンドホールの鉄蓋です。
「仕切弁」の文字の下部に、わざわざ「上水」とあるのがいいですね。
それと、上部には、東京都のマークを菱形の中に納めたようなマークが・・・。
あれ、それって、甲府市のマークですよね。
でも、それを観察した場所は・・・。
こちら、南アルプス市有野という場所にある浄水場。
そのゲートの前で、その仕切弁は観察されたのです。
ゲートの脇に「駒場浄水場」という銘板が出ていました。
その向こうの配水タンクの手前に、場内見取り図が立っています。
それで、その「駒場浄水場見取図」と題された看板。
これにより、富士川支流の御勅使川の水を取水して、浄化し
配水していることがわかりました。
それも、ネット版のマップで調べてみると、浄水場の場所は有野ですが、
取水場所は、もう少し上流の駒場という場所でありました。
どうやら浄水場の名称は、取水地の地名から来ているようです。
それからもう1つ、判明したこと、それは「野呂川水道企業団」の
浄水場であるということです。
さらに、この野呂川水道企業団について知りたくて、ネット検索してみると、
『
ソフトウォータークラブ』という興味深いサイトに行き着きました。
そこの情報では、全国的に見て山梨の水道は11位にランキングされるソフトウォーターとのこと。
さらに、駒場浄水場については、1日当たりの平均浄水量が、
甲府市の平瀬浄水場(86,025m3)、昭和浄水場(31,136m3)に次ぐ、第3位(15,053m3)で、
軟水度ランキングでは、140か所中、38位だということまで明らかになりました。すごい・・・。
利用している川は御勅使川なのに、なぜ野呂川水道企業団なんだろう、
そんなことについて不思議がっていたら、管理棟の上に掲出されていた横断旗の
「南アルプス市企業局」の名称に気付きました。
さらに調べてみると、2003(平成15)年4月1日に8つの町村が合併して誕生した
南アルプス市の水道事業を扱っているのが、合併前からの野呂川水道企業団を主軸とした
南アルプス市企業局だとわかりました。
ともあれ、6月1日から7日までは、水道週間。
これまた調べてみると、今年が第52回なんだそうです。
水道の蛇口をひねると、おいしい水がいただける・・・ありがたいことであります。
水道にあらためて感謝!!!
それにしても、なぜ、駒場浄水場の真ん前に、
甲府市の市章入りの仕切弁ハンドホール蓋があったのでしょう、不思議です。

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