やまなしで路上観察

　２０１０．６．１２　北杜市武川町宮脇にて

　黄色い塗装のマンホール蓋は、６０ｔのキャパを持つ耐震性貯水槽のものでありました。
火災の際の消火活動に用いられる防火水槽の役割も果たすかと思われますが、
主眼は、震災などの際の断水時に、この水を濾過して利用する
防災用の貯水槽ということにあるようです。
だから耐震性が、十分に確保されたものとなっているのです。



　ふつう、そうした貯水槽は、公民館の敷地とか、
道路脇の空き地とかにつくられているのをよく見かけますが、
こちらのケースは、道路の下に建設されたものでした。
マンホール蓋の部分を中心に野球のホームベースに似た形に路面が切り取られた痕が
地下水槽の範囲を物語っているようです。

　２０１０．６．１２　北杜市武川町新奥にて

　北杜市武川運動公園のグランドの脇の道路で見ました。
上水道の空気弁の鉄蓋です。
前回の制水弁ハンドホール蓋と同じく、旧武川村の村章が表されています。

　２０１０．６．１２　北杜市武川町宮脇にて

　旧武川村の村章がついた制水弁ハンドホール蓋を２つ、取り上げます。
まずは、鉄蓋と周りの受けの部分とに、点がいくつも配置されているものです。
内側の鉄蓋部分のみで見ると、前回の旧塩山市の制水弁蓋と同じものになります。



　同じく旧武川村の村章がついた制水弁ハンドホール蓋です。
こちらは、内側の鉄蓋部分の地紋が格子目になっています。
2010年6月4日に取り上げた旧市川大門町のものと同じデザインで、
またどちらもトミス製であります。

　２００９．１１．２８　北杜市高根町清里にて

　川俣川をまたぎ、北杜市高根町の東井出と清里を結ぶ八ヶ岳高原大橋の
東詰めのポケットパーク付近で見た、東京電力のマークのあるマンホール蓋です。
橋自体に照明などの電力を供給するためのものか、
あるいは埋設管路が橋を渡るためのターミナルとしてのものか、
いずれにしても電力会社の関係のマンホール蓋でありました。

　２００９．１１．２８　北杜市高根町東井出にて

　旧高根町の段階で整備された「農集排」のマンホール蓋です。
すでに旧高根町の下水道マンホール蓋を取り上げていますが、
ほとんど同じ図柄で「農集排」の文字があるか無いかの違いです。
ところで、せっかくのマンホール蓋に電柱の影が重なってしまいました。
たまには、こんなのもいいかな・・・なんて。

　２００６．１１．１３　北杜市須玉町江草にて

　かなり前のデータですが、まだ取り上げていなかった制水弁ハンドホール蓋です。
旧須玉町時代の設置と思われる上水道の制水弁を納めたハンドホールの蓋なのですが、
旧須玉町の町章があるようなものでなく、一般的な規格品です。
ですが、今回、いろいろと過去のデータを見返している中で目を留めたのには、
訳があります。それは・・・、



　これです。
制水弁蓋の隅に見られた「トミス」の文字。
こうした上水道などに関わる設備品を製作しているトミス株式会社の
トレードマークのようなもので、2009年11月23日の南部町本郷の制水弁を
細かく見ているときに初めて気付いたものと同じ状況です。

　２００８．５．２　北杜市大泉町谷戸にて

　旧大泉村が整備した下水道のマンホール蓋です。
旧村の花のツツジ、旧村の木のマツを周囲に配し、
前面にウグイスを表しています。

　２００８．４．１２　北杜市武川町山高にて

　旧武川村の下水道マンホール蓋です。
内側の円内の右手にはマツを、左手にはサクラをデザインし、
この内側の円の外に稲穂をまわして、
上部に「むかわ下水道」の文字をおいています。
とくにマツは“万休院の舞鶴のマツ”
またサクラは“実相寺の神代サクラ”
という二つの天然記念物にちなんでいて、
稲穂が用いられているのは、旧武川村がおいしいお米の
「武川米」で有名だからだと思われます。


　２００８．４．１２　北杜市武川町三吹にて

　こちらは、「下水道」の文字が「農集排」に置き換わっていますが、
「農村集団排水」のことで、おそらく農水省の事業となっているためと
思われます。

　旧武川村では、地域によって二つの事業で下水道整備が進められたようです。

　２００８．１．１４　北杜市須玉町にて

　須玉大橋の西詰めで見た、道路脇に設置されたマークです。
広域農道の中の須玉川の渡河点で、大きな橋梁工事があり、
現在供用の須玉大橋があるのですが、
その建設過程で設置された基準点でありました。

　２００７．５．７　北杜市明野町上手にて

　旧明野村が整備した下水道のマンホール蓋です。
マンホール蓋のデザインですが、全体を外接する３つの円で区画し、
それぞれに、旧村の鳥のキジ、村の木のヤマザクラ、
そして村の花であるツツジをあしらっています。