明けましておめでとうございます。
今年の年賀状をお届けします。
三年間父との対話を続けてきました。
父だったら何て言うだろう・・・・・・。
この国の、そして世界の今の様相の中でたたずみながら
その思いは更に強くなるのです。
父の言葉を、探り続けていきます。 ゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠゠ Bonne Année ! 孫の悠吾は15歳になりました。
椋太は9歳に、泰平はもうすぐ8歳です。
「悠吾よ!」が刊行されたのは2006年。
悠吾が3歳でした。
───悠吾たちよ! 私はこの本の中で、
しばしばくり返してきた。
「嵐は強い樹を育てる」と。
そして、どんなに強く育ったにせよ、
「少数派は、少数派をつらぬいてこそ強い」と。──
ともすれば、心がくじけそうになるこの国のありようの中で、
悠吾に語りかけた父の言葉が今、私を励ましてくれます。
あらためて、この言葉を、孫たちに贈りたいと思っています。 2018年のはじめに
荒井 きぬ枝

2017年12月のパリ
「寛容」という言葉をかみしめながら
モンテーニュの像に向き合いました。