7月中旬、劇団民藝の制作部の方が父に会いに来て下さいました。
原稿の依頼という要件もあったのですが、この場所に置いてある宇野重吉さんの「新劇・愉し哀し」(毎日出版文化賞受賞)の挿し絵の原画や、古い民藝のパンフレットなど、とても感激して見て下さいました。
そして、「月刊民藝の仲間」に以下のような記事を載せて下さいました。
(荒井きぬ枝)
小宮山量平さんを訪ねて
「月刊 民藝の仲間」 第614号 (2009・7・1号) 掲載
長野県上田市にある「エディターズ・ミュージアム」を紹介します。2005年に小宮山量平の編集室として開館され、これまで手がけられた書籍など約一万五千冊の蔵書が展示されています。蔵書のなかには民藝のパンフレットも。理論社を創業された小宮山さんが、これまで手がけた名編集の中には、宇野重吉の著書『新劇・愉し哀し』(毎日出版文化賞受賞)や民藝で上演した庄野英二作「星の牧場」の絵本などもあり、多岐に渡ります。「ぜひもう一度『星の牧場』をみたいですね」とおっしゃった小宮山さんの93歳とは思えない若々しい笑顔が心に残りました。
最後のお楽しみは一つ下の階の鰻処「若菜館」。創業110年の老舗の味を堪能できます。上田方面へお越しの際は是非ともお立ち寄りを。 (Y.S記)
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エディターズ・ミュージアム
長野新幹線上田駅下車お城口徒歩2分
〒 386-0025
長野県上田市天神1-6-1
若菜館ビル3階 ☎0268(25)0826