2008/10/29
名古屋の街路樹に多いナンキンハゼ。
名古屋はまだまだ紅葉には早いのですが、
ここ、中部学院大学キャンパス(岐阜県関市)や
駐車場は紅葉真っ盛りでした。
今年も美しい色です。

駐車場からキャンパス一部

紅葉・黄葉はなぜ起こるの?
葉の緑色はクロロフィル(葉緑素)です。
これは、植物が光合成をして
葉で栄養分(糖)を作るために
絶対的に必要な成分です。
葉には本来クロロフィルだけではなく、
黄色色素(カロテノイド)も持っていますが、
クロロフィルが多い状態では
黄色が隠れているのです。
黄色になるのは、クロロフィルが分解されて
カロテノイドの色が現われているのです。
寒くなると、葉は落葉をさせるために
葉柄の付け根に離層が出来、
分離の準備が始まります。
葉で作られた糖は、離層の為に
幹に送られることが出来なくなり
葉に溜まった糖が
赤い色素(アントシアン)に変化し
紅葉になります。
急激に温度が低くなる(離層を作る)ことと、
晴天が続き、光合成が盛んに行われて
糖が葉にたくさん溜まることで
美しい紅葉になるのですね。
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