2007/5/31

フランシュコンテ地方 ルー川 La Loue [3]  自然渓流 FF Fields 2
18時少し前に、フライフィッシングガイドのYves FAILLENETさんが宿に現れる。雷は静まり、まだ雨はパラパラ降っている。どこで釣るか。結局オテル・ド・フランスのフライフィッシング専用フィールドで釣ることになる。彼の以前の提案にもあったリゾン川Le Lison(ルー川の支流)にも関心があったが、離れていて短時間の釣りには不適。勢いで一気に手配して、距離や位置関係の観点からのツメが甘かったか。オテル・ド・フランスの所有するフィールドのうちのひとつは、ロの村に西側からはいって直ぐのところにあるから時間も最短で移動できる。一方、ロや近くのパブリックフィールドは、使用フライの制限があってニンフが使えない。オテル・ド・フランスのフィールドなら、ニンフの釣りで様子を見て活性が出てくればドライに変更できる、と。

そういう訳で直ぐにフィールドに着く。4、5人のアングラーが竿を出している。川面をしばらく観察してもライズの類はない。流れは、雷雨のせいでやや曇ってはいるがそれでも十分澄んでいる。しかし、魚たちは底のほうにいるらしく、私の目はともかくプロのガイド氏の目にも魚影は容易に認められない。案の定、ということで、ニンフを流す。

ただでも難儀な川でこの活性。釣り人もはいっている。そう簡単に釣れないだろう。先日のブルゴーニュのフライフィッシングガイド氏ドゥー川のグーモワルー川に行ったと言ったら、フランスで最も難しい川だよ、と驚いていたっけ。流しながら、そんな会話を思い出す。己を知らぬ大胆な挑戦に、半ば感心半ば呆れといったところだったのだろうな。

やっぱりシブイ・・・。そのうちアタリも出るが、モノにできず。

私にはティペットが細過ぎるかね、と相談の結果、先端ティペットの号数を落とす。同時にメンディングを丁寧にして、先端部が伸びるように流した(つもり)。

多少なりともアタマを使ったかいがあり、しばらくしてフッキング。大きいぞ!とガイド氏が叫び、緊張高まるが、途中、ラインを出し損ねて切られる。あーあ。ガイド氏が、傷口に塩を塗るかの如く、今のトラウト大きかったぞ・・・、なんでライン(出すの)止めたんだ、アホ、みたいなことを言う。わかってるよ、大きかった、ホント、私はドアホです。がっくりと肩が落ちているのが自分でもわかる。

更に、またチャンスを逃す。今度はまたフックできない。何がいけない?と聞くと、アワセ方がまずい。タイミングが遅いというより、私のはゆっくり長過ぎる。時間や距離は短くて良いからシャープにこう、と横気味に引いてみせる。s_masuzawaさんがくださった助言が咄嗟にフラッシュバック、なるほど、こういう感じにアワセるのか。

ふむ、シャープにね・・・、と念じながら続ける。すると、出た!すかさずキュッとフッキング!今度は乗っている。やり取りが進み、全身からアドレナリンが噴き出る。取り込んだトラウトは、尺には及ばぬが赤点々がみずみずしいチャーミングなゼブレ(ゼブラトラウト)。うっとり見入る。嬉しいのだけれど、不思議なことに、飛び上がって喜ぶというのと違う。むしろ泣けてくる。心中は、嬉し泣きの雨音がざぁざぁ。辛かったあの日を思い出す。この日のために、頑張ってきたと思える。

写真を撮ろうと思ったら、あ、カメラ忘れた。しかし、本当は持っていたことにしばらしくしてから気づく。こういうことは私の場合良くある。だから2尾目の写真はComing Soon、今度のはもっと大きいよ!
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