三菱電の今期、営業益が過去最高・家電やFA機器が好調(日経新聞)
三菱電機は26日、2007年3月期の連結営業利益が前期比46%増え、過去最高の2300億円になりそうだと発表した。
設備投資関連機器が好調で従来予想を500億円上回る。ただ、送電設備などで抱える独禁法問題に絡んで420億円を営業外費用に計上するため、純利益は1220億円(前期比28%増)と従来予想並みにとどまる。
本業の好調を受け年間配当は前期比2円増やし過去最高の10円とする。業績修正発表が午後で、これを好感した個人などの買いを集め株価は一時前週末比39円高の1225円まで上げ、1989年6月につけた上場来高値の1260円に迫った。終値は同19円高の1205円。
業績の伸びを引っ張るのは二部門。旺盛な設備投資需要に支えられ好調なファクトリーオートメーション(FA)機器など産業メカトロニクスと、高級電気釜などが売れた家電だ。いずれも前期比20%超の増収で、連結売上高を3兆8200億円(前期比6%増)と従来予想より1200億円押し上げる。

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