信金と新事業の創出支援 神戸市産業振興財団(神戸新聞)
神戸市産業振興財団は、県内に十一あるすべての信用金庫や他府県の信金と組んで、企業同士のマッチングや産学連携などによる新事業創出支援に乗り出した。信金のネットワークを生かして、きめ細かな情報収集と個々の企業に合わせたサポートを行う。
神戸商工会議所や県中小企業家同友会の会員企業など、地元の一万二千社以上が参画。各信金だけでなく、全国の信金と資金や情報をやりとりする「中央銀行」の役割を持つ信金中央金庫も協力し、関西圏の二百五十社を対象に新事業の「タネ」を調査するほか、商談会や販路開拓支援を行う。事業は今年七月から二〇〇八年一月まで。
素材を提供する「川上」と、最終消費者やユーザーに近い「川下」の企業連携を進める中小企業庁の「川上・川下ネットワーク構築事業」にも採択され、国から約一千万円が補助される。市産業振興財団は「地元だけでなく、全国レベルで情報を収集し、新ビジネスにつなげたい」としている。

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