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米国通信
米国大学生の外国語勉強
この度は少し視点を変えて、こちら米国大学の学生がどうして日本語を外国語として勉強しているかを話してみようと思います。きっと日本で英語を勉強していらっしゃる皆様にもご参考になるかと思いますので。
回答者は私の日本語のクラスの生徒です。私は現在、大学で学生をしながら、日本語を教えています。クラスには11人生徒がいます。そのうち3人が台湾人、それ以外はすべて米国人です。
ほとんどの回答が、日本語に限らず、「外国語を勉強することに興味がある」、でしたが、その中でも、日本語を選択した理由としては、文化に興味があることが主な動機へのきっかけになったようです。
回答の中にはとても興味深い回答がありましたので、いくつか紹介させていただきましょう。
(米国人 男性A)
親が日本画を集めていたのを見て育ちました。その影響で、日本文化にとても興味をもち、ぜひ、日本語も習いたいと思い始めました。
(米国人 女性A)
幼いときから、日本の文化、言葉がとても好きです。いつか、日本へ行って、日本人に気付かせてあげたい、「日本の伝統文化はすばらしいから、どうか守ってください」と。
(台湾人 女性A)
日本語の音はきれいだと思います。だから、日本の語彙に興味があります。
さらに日本語を学んでいる目的を聞いて見ました。
(台湾人 女性B)
中国語の訳なしで、日本のドラマが見られるようになりたい。
(米国人 男性A)
留学したい。将来、日本文化についても研究したいとも思っている。
(米国人 女性B)
将来住めたらいいな〜。
もっと、さらに、「じゃ、その目的を果たすためにどうしたらいい?」と聞いてみた。回答は、みんな同じでした。”Study a lot!” 文法も単語も覚えて、繰り返し、たくさん勉強することの大切さはみんな知っているようでした。語学の勉強に「王道はない」と私の生徒も気付いているようでした。

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