安川電、売上・利益とも最高予想 人手不足で自動化の流れ継続(ロイター)
安川電機は12日、2019年2月期の連結営業利益は前年比14.7%増の655億円を見込んでいると発表した。制御装置などのモーションコントローラーや産業用ロボットが引き続き好調に推移すると予想、過去最高を更新する見通しだ。今期から決算期を2月期に変更したため、前年比較は参考値となる。
会見した村上周二専務は「人手不足による自動化の流れは当面続くだろう」と語った。売上高は前年比9.8%増の5100億円と、利益とともに過去最高を計画。すべてのモノがインターネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)の普及で半導体需要が拡大していることも追い風となる。
村上専務は「半導体の製造設備が足らず、どんどんつくらないといけない状況にある。この流れも当面続くだろう」との見通しを示した。「第5世代(5G)携帯電話システムが出てくると、この動きがさらに加速してくる」としている。

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