半導体不足が自動車業界に波及、大手各社が国内外で減産(ロイター)
半導体不足でホンダや日産自動車といった自動車メーカーに、減産の動きが出てきた。新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が普及し、パソコン需要が拡大、さらに第5世代(5G)通信網向けスマートフォンや基地局の整備が進み、自動車向けの半導体が不足してきていることが背景にある。
ホンダの広報担当者は「部品調達に影響が出始めており、生産振替や台数調整などで影響のミニマム化に取り組んでいる」と説明、車種ごとの調整台数の見通しは「精査中」としている。日本経済新聞は、不足しているのは車両制御システムなどに用いる半導体で、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)で手がける小型車「フィット」を中心に1月に4000台程度を減産すると報じた。
日産自動車は半導体不足の影響で、追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産する小型車「ノート」を減産する。台数などは明らかにしていない。日経新聞は、1月は5000台規模で減らす方向と報じている。

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