大人のピアノ教室 表千家茶道教室 大阪府枚方市  原田智子

2009/1/28

不苦者有智(ふくはうち)  禅語

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来週の2月3日は節分です。
少し早いですが、今日の稽古場には、大津絵の「鬼の念仏図」を掛けました。

賛は「不苦者有智(ふくはうち)」と書かれています。(積應叟筆)

これは「福は内」の当て字ですが、「智あれば 苦しからず」とも読み、「どんな逆境にあっても智慧があればそれを乗り切ることができる。だからこそ順境にあっても智慧を磨いておくことが大切である。」という意味なのだそうです。
                    ( 淡交社「禅語大辞典」 )


大津絵の鬼は、とてもユーモラスな格好をしていますが、これは、鬼が僧衣をまとっている姿で、慈悲ある姿とは裏腹な、偽善者を諷刺しているのだそうです。

鬼とは、天つ神に対する邪神、あるいは邪気を表しているそうですが、それは、他でもなく、私たち一人ひとりの心の中に住んでいるといいます。

そして、鬼の頭の角は、仏の教えにある【三毒=貧欲・瞋恚(しんい・・・怒りのこと)・愚痴】を表していると言われます。

よく見ると、大津絵の鬼の角は1本だけ折れています。

私たちも、立春を迎えるにあたり、【三毒】の角を折り、むさぼらず、怒らず、愚痴をこぼさずに日々生きていけるように、心がけていきたいものです。

そうやって毎日を過ごす姿勢が、「智が有る」生き方となり、何が起ころうとも「苦しまざる者」へと導き、やがては「福」を呼び込む力となっていくのではないでしょうか。


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