2009/6/24

百人一首應答歌二  日記と歌論

あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む柿本人麻呂

布引の瀧のたぎちにまじれりし夜啼きの鳥の短夜の床ながれのおも



田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ山辺赤人

西空に日は沒らむとし富士のかげ大きく海に映りけるかも
ながれのおも

長夜に対して短夜、富士を仰ぎ見る歌に対しては富士山頂からのぞむ富士の影をつけてみました。

結城哀草果に
太平洋に日は昇りつつ朝日岳の大きな影日本海にさだまる

の名吟あり。されば富士が海に影落とすは日没ころとの見立てで哀草果と違ひ実景として見たわけではなく恐縮ですが。

「人丸は赤人の上に立たんことかたく赤人は人丸の上に立たんことかたくなんありける」
と古今和歌集仮名序にあるを意識した配列でせうか。但し原歌は詠み換へられてゐます。

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