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2009/8/9

アイドルは轉落マドンナは孤獨死  日記と歌論

アイドルは轉落マドンナは孤獨死 女傑は処々に繰り返す土下座

 総選挙を控へた日本になんとも刺戟的な事件が相次ぎました。押尾学の薬物使用ごときは彼の社会にありがちなことと雲煙過眼してをりましたが、酒井法子の夫の逮捕次いで彼女の失踪といふ過程で信じたくない事実が明るみに出むとする矢先に大原麗子の急逝の報道、レポーター諸氏には過労死の類も出かねまいとおもふほどの過熱ぶりでした。

 酒井・大原ともに実に勘がよく、いかにも日本流のもののあはれの美意識に沿ひ、男子の心の琴線を掴みとり、女子にもかくありたいと思はせる甘酸っぱくなつかしい思ひをかきたてる生得の才を持ち合はせた得がたい素材でした。

 タイプの違ひをいへば大原麗子を姉のごとく、酒井法子を妹のごとく愛でいつくしむ思ひかきたてられた向きはすくなくないでせう。これは僕自身の年代も関係してゐるか知れませんが。

 生きて今留置されてをられる酒井さんには大原さんのやうな他への迷惑を慮る心を持つて欲しかつた。
ギランバレー症候群に悩まされて引きこもる自宅で取材に来た記者の外見をたちどころに見抜き、インターホン越しで症状の実際を問ふ記者には同病の人が沢山ゐるのだからその人たちを不安がらせるやうなことはいへないと声を荒らげながら、本当は歩くのもやつととうち明けてをられたとのこと。

 他への配慮が過ぎて、又自分の強い女のイメージへのこだはりもあつてか、通ひなりとも雇へた筈の介護人もなくベッドの傍らの携帯電話から三メートル離れたところで倒れ臥してをられたとはなんとも無慚。合掌!

 酒井さんには彼女の歌を通して日本語を学ぶ気になつたとさへいふ「信者」も中国台湾香港韓国等に数知れず居るのですから、その「信仰」と支持を支へに今言ふもどうかと思ふが、執行猶予の余地はあるのですから通過儀礼としての「懺悔」は必須か知れませんが是非再起していただきたい。さうでないと胸の琴線掴み取られた側も惨めでせう。

 今回の事態は敗戦と共に父性の理念否定せられた日本文化が根本から問はれてゐるともいへるか。女性群に過剰な負担をかけてしまつたところなくはないか。これは深く考察の要あるか。

 誇り高き財務官僚出身の女性代議士も保守陥没の危機に際会して選挙区のあたりかまはず土下座繰り返してゐるやに聞き及ぶこの頃です。
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