2009/11/17

「一年」  日記と歌論

この年だけは集中して「歌人」でゐようとしたその一年もまもなく来る。
開設は昨年の11月26日だが歌作品は立冬以来ぼつぼつ作りためてゐた故実際にはもう一年が経過してゐる。

実生活は殆どこれ低回の儘であつたが、その分いやがうへにも代述心緒の虚構の中では修羅場と濡れ場の
間を漁りあるくことになつた。歌数も後少しで千二百首になる。

英語圏文学にフィフティファイブフィクションといふジャンルがある。
これを日本語では二百字小説として訳出編集されたものを文庫本で立ち読みしたことがあるが、営々作つ
て来た五首一連の群れの特に恋歌などは、これに準へて百五十五音小説といつた趣をを呈するものも間々
あるか。

二十五日以後は随筆評釈方面を主に歌は文中に織り交ぜる形にしたい。

とりあへず知友に贈るつもりで本作りの下準備をしてゐるが、ブログ本にしたものか、製本機を買つてよ
り細かい設定を楽しんだものかは検討中。
オンライン販売に回すにしてもアクセス寥々たる現状であるからやや覚束ないか。これ僕の作るにのみ没
頭して説明を置き去りにしがちな性癖にもよる。
しかし歌の帰趨文化のありやうを考へ味ははうといふ向きにはお薦めしても別に不遜には当るまい。

数箇所ブログめぐりをしただけでも各人実に心のこもつた紅葉の写真など掲載されてゐるはさすがに季節
であらうか。去年今年とまだまともに紅葉を詠んだことがないので、見ごろの過ぎぬ間に奥多摩方面へで
も行つてよき歌ものしたいとは思ふ。

萬葉の最後の歌が詠まれしより一千二百五十の歳月

ご即位二十周年をはじめとして國内外を問はず様々な周年行事があつた中で今年はその様な年でもあつた。




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