2010/1/27

折句  ゆきのはな  日記と歌論

うたのわ」で「ゆきのはな」を冠にした折句を募集してゐたので

揺し按ずる 君がを指ゆ のどけくも華やぐ調べ 流れ來るかな

と一首送る。琴弾く懸想の令嬢もしくは姫君を意識したものであるが

赦されぬ 君と契りを 呪ひ寄せて はげしき祈り なほぞゆゆしき

となるとこれは不倫の背景になるか。 呪ひ寄せてゐるのはその男の正妻であるか。

譲らせし 機密の前に 残りなく 恥あらはれぬ 為さぬ仲はや

このあたりは問題が男女間ではすまず、政治問題になる。外務省の女秘書を篭絡して機密を入手した新聞記者の例もある。

夕焼けし切妻屋根の軒端よりはるけく望むなつかしき尾根

と落ち着いた自然詠でこの辺は締め括るとしよう。

同じ句法をとってもそのあらはし得る世界は千変万化と思ふ次第である。

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