2010/9/9

未決を引きてもなほ五百日  日記と歌論

クリックすると元のサイズで表示します

鈴木外務委員長の職務停止
時事通信 9月9日(木)12時15分配信
 衆院外務委員会は9日の理事懇談会で、最高裁で有罪が確定する鈴木宗男委員長の職務を停止し、委員長代行に小宮山泰子筆頭理事(民主)を充てることで合意した。
 

職務停止せられて又も服役へ未決を引きてもなほ五百日


事の理非は兎に角、この仁ほど多事多難に処して活力旺盛で、多方面に害と益とをともども垂れ流し続けた人は稀かと。
中川一郎自殺の後中選挙区時代なればその長男昭一氏と争ひつつ共に当選を果たして後に自身は胃癌を患ひながら数度の手術で生き延びたのみか六十にしてフルマラソンを完走する体力を保持してゐるとのこと。
 受託収賄をはじめとする政治に関るあらゆる悪事にほぼ手を染めざるはない「疑惑のデパート」と呼ばれてゐる次第で、この点明らかに逸材でありながら「酒の上での失敗のデパート」が国際会議上まで店開きして仕舞つたが祟り落選後昨年急逝された中川昭一元財務大臣とよいコンビなのかななどとおもへたりする。ともに自殺に追ひ込まれた中川一郎元農水相の影がトラウマとして陰に陽に働いてゐるか。


急に酒断つのも体には毒か昨夜事切れゐし元大臣


とは中川昭一氏が逝かれた際に詠んだものだ。


汚職疑惑にかけては明治時代の星亨や昭和の河野一郎等が遥かに大規模で悪辣で狡猾でもあつたであらうが、秘書から成り上がつて自前で力を蓄へ何にでも首を突込むその生き様は、高度成長期の夢を今に引き継ぐかに見えて実にカラフルで面白い。変種の三文オペラとして芝居に仕込めば案外劇中の人物として、ご本人思ひも及ばぬ形で後世に伝へられて行くのではあるまいか。
 何せ筋金入りの支持者に歌手の松山千春がゐる上、その長女は被選挙権の年齢に充たずして逸材の呼び声高いとか。話を面白くする種には事欠かぬ。


 とはいへ今回のこと安倍内閣下で現職の農水相が自殺に及んだ事件に匹敵する不祥事には違ひない。後先考へぬ現与党の決断の責任は重い。





0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ