今日は、選抜5日目。1回戦3試合が行われました。昨秋の明治神宮大会の覇者・大垣日大や明治神宮大会準優勝で今大会No.1右腕・一二三を擁する優勝候補筆頭の東海大相模が登場します。大阪桐蔭も登場するので、今日の甲子園はたくさん入っていますね。
東海大相模にとって、嫌なデータとしてはここのところ毎年選抜優勝候補に挙げられている神奈川県のチームが全て初戦敗退していることです。嫌なジンクスを振り払うことができるのか

、それとも今年も負のスパイラルにはまってしまうのか

、初戦の相手は春夏通じて初の甲子園出場・自由ヶ丘です。初出場と言っても、監督は末次秀樹さん。「柳川の末次」と言った方が有名ですよね。現役時代は、甲子園で8打席連続ヒットの記録を作った好打者でした。いつ自由ヶ丘の監督になったのかは知りませんが、良いチームを作って甲子園に乗り込んできましたね。
▽1回戦

第1試合
大阪桐蔭が好機に集中打をあびせて快勝しました。初回の1死満塁のピンチを凌ぐと、2回1死2・3塁から西田がレフトオーバーの三塁打を放ち、さらに中継が乱れる間に西田も生還して3点を先取。4回と8回にも1点ずつ加え、9回にはまたも西田の3点三塁打などで4点を加えました。東海大望洋は初回の逸機で流れを手放した形となりました。
大阪桐蔭
030 100 014│9
000 001 010│2
東海大望洋

第2試合
大垣日大は、2-2の延長10回2死満塁から、高田がライト前にサヨナラヒットを放ちました。追いかける展開を強いられたものの、葛西が12三振を奪う力投で粘って、サヨナラ勝ちにつなげました。
21世紀枠の川島は追いつかれた直後の8回1死2・3塁をスクイズ失敗などで生かせなかったのが響きました。10回の守りも満塁策を取って2死までこぎつけましたが、最後に力尽きました。
川 島
010 001 000 0 │2
010 000 100 1X│3
大垣日大

第3試合
同点に追いつく場面の代打策は「末次マジック」を感じさせましたね。自由ヶ丘が接戦を制して優勝候補筆頭の東海大相模を下しました。同点の8回裏は、2死球とヒットで2死満塁とし、外野が右中間を深々と破る走者一掃の三塁打を放ち勝ち越しました。自由ヶ丘の小野は9安打を許しましたが、丁寧にコースを突く投球で2失点に抑えました。
一二三は、コントロール重視の投球で前半はうまく抑えていましたが、中盤以降は甘い球が目立つようになり、勝負どころで痛打されました。
東海大相模
100 000 001│2
000 010 03X│4
自由ヶ丘
※野球は筋書きのないドラマです。高校生は短期間で思わぬ成長を遂げます。やはり、強いチームが勝つのではなくて、勝ったチームが強いのですね。
※明日の第1試合で1回戦が終わり、第2試合から2回戦に入ります。

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