「屈辱の最下位」から1年。「富山の奇跡」から4年ぶりの4強進出。鴎が大空に舞い上がりました。「翔べない鴎」と揶揄された昨季は、何をやっても勝てない、苦しい苦しいシーズンでした。
今季「新生」をスローガンに立ち上がった岡山シーガルズ。新戦力は、昨季移籍規定でリーグ戦出場ができなかった関1人だけ。既存の選手、個の成長とチームワークで昨季とは違う岡山鴎を演出しました。
試合前に「JT敗戦」を聞かされた選手たち。第1セットはプレッシャーで硬くなったのか?、簡単に落としました。それからが「新生」岡山シーガルズの真骨頂。

vs
*豊田市総合体育館(スカイホール豊田)
岡山 3-1 車体
┌16-25┐
│25-20│
│25-19│
└25-17┘

「大事な1点」が取れずに1勝しかできなかった昨季。不幸な東日本大震災の影響で入替戦を経験することなく残留が決まってしまい、何とも辛い期間を耐え忍んで来た選手たち。それでも、若手は大きく成長。全日本の主力・山口舞はチーム練習に参加することなく世界中を転戦してきましたが、帰ってきた時にはチームの成長を肌で感じ取ったそうです。
まさに「新生」岡山鴎は力強く離陸しました。しかし、本当の戦いはこれからです。岐阜での「第2章」セミファイナルで上位3強を倒し、東京でのファイナルで日本一を達成するまで、まだまだ着陸する訳には行きません。
さらなる戦いに挑む岡山鴎を、もうひと踏ん張り応援しましょう。

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