ここんとこ、タイトルに苦しんでいます(笑) 皆様の思うままに連想して頂けましたら幸いでございます。
特急「あずさ」は現在下りが奇数、上りが偶数になっているようで、「新宿8時ちょうど発のあずさ2号」はありませんとのことです。歌謡曲の題名ですから物語の一つと解釈していくだけの心の余裕があるといいですね。
今、心の余裕がないのが岡山シーガルズ

もう少しどっしり構えてもいいように思うのですが、慌てて焦って自滅の繰り返しです。
今日も長野での試合。今季1つも勝てなかった東レアローズとの試合です。東レとの対戦時は何と言いますか、間合いが合わないというか状況判断が出来ずに、相手にみすみす点を与えるような試合の繰り返しです。東レは決して強打のチームではないのに意識過剰なんでしょうかね? 良くも悪くも迫田次第、そんなチームですがシーガルズとの試合では何故か絶好調なんですよね。一昨年、1勝した岡山での試合では迫田を完全に封じた・・・というより、迫田が絶不調で対戦したことで勝てたと言えます。
*長野市真島総合アリーナ
東レ 3-1 岡山
┌25-18┐
│24-26│
│25-18│
└25-14┘
日立 3-1 NEC
┌25-16┐
│25-23│
│20-25│
└25-20┘
1つも勝てないのではファイナル3への道は開けません。これが今の実力だと思います。課題は山積みですが、一気に解決できるものでもありません。
@レフトの決定力不足
今更言うことでもありませんが、決まらないならどうすれば決まるかを追究するしかありません。オープントスで決まるのは非常に難しいので、コンビの中でレフトを生かす攻撃がどこまでできるかに集約されます。大砲を補強できないのであれば、求めるものは決まって来るのではないでしょうか?
Aブロック力の低下
今季最も顕著に数字として表れたのがブロック力の低下です。元々シーガルズはブロックの上手いチームだったのに、今季の低迷はブロックの弱さにあると言っても過言ではないでしょうね。シャットアウトするブロックだけでなく、ワンタッチで引っかけてチャンスボールを取るのもブロックです。相手の攻撃を読む力には天性のもの、センスが必要とされますが、戦術としてのブロックは練習で上達できます。重点取組課題だと思います。
Bサーブの弱さ
何年も課題になっているサーブの弱さ。ブレークポイントを増やすためには絶対的なサーブの強化が必要です。少しずつ良くはなって来ていますが、やはり他チームと比較して連続得点が少ないのはサーブが弱いからです。これは徹底的な打ち込みで体で覚えるしかありません。強烈なスパイクサーブが打てないならば、相手の誰を狙い、どこを狙い、前に落とすのか、伸ばすのか? 練習の積み上げしかありません。「シーガルズのサーブは何故リベロを狙うのか?」と疑問を投げかける方がいますが、リベロを狙う技術があればリベロを外すことが出来ます。リベロに拾われるということはサーブの技術がないことになりますね。
C積年の課題・・・サーブレシーブ
今日の試合でもサーブレシーブをずたずたに崩されました。もう10年以上課題の一番手になっていながら改善されない最大の弱点。どうすれば改善できるのか? これは、サーブレシーブが全く苦手であったissanが言うのだから逆に説得力があるかも知れません(笑) サーブレシーブはセンスがないと上手く返せません。だから、サーブレシーブのフォーメーションを見直さないといけないと常々思っていました。Vリーグのチームの中でセッター以外の全員がサーブレシーブに入るチームはシーガルズだけです。他チームはサーブレシーブを2人〜3人に固定しています。「リベロ+レフト2人」というのが基本路線で例えば久光なら「座安+新鍋+石井」になります。シーガルズなら、「丸山+佐々木+川畑愛」になります。固定して守備を安定させることも必要ではないでしょうか?
D宮下遥の全日本病克服
これが一番厄介ですが一番重要なポイントのように思います。リオ五輪まではある程度目をつぶる必要もあるでしょうが、五輪後は絶対に取り組むべきと感じます。宮下のトスはアタッカーにとっては非常に打ち難い代物です。サッカーで言えばキラーパス。相手ブロッカーを見切って瞬時にひらめく天才肌のトスワークが彼女の代名詞です。それは時として精度を欠くことがあり、アタッカーの技量によって救われるものでもあります。全日本ならば、このアバウトなトスでも打ち切ってしまう長岡や古賀がいますが、シーガルズにはピンポイントの精度がないと打ち切れるアタッカーがいません。高くネットから離したトスが基本の全日本と、低くネット上の攻防を主体とするシーガルズでは、求められるトスの質が違います。彼女もよく分っているんでしょうが、体が反応するにはまだ精進しないといけないんでしょうね。
こんなことを書くつもりなかったのに、ついつい熱くなってしまいました(苦笑) 来週の日立戦は何としても勝ちましょう。全敗でファイナル6を終わるのは何とも悲しいですからね。

2