またまた、大変遅くなりました。女子の結果です。かつて日本フィギュア界を席巻した関大の勢いは、ここに来て女子に移りました。アイスダンスの村元哉中や平井絵己を含めると女子の勢いがますます顕著です。
【女子総合成績】
1
宮原知子(関西大) 214.87
2
樋口新葉(日本橋女学館) 199.49
3
三原舞依(神戸ポートアイランドクラブ) 198.17
4 本田真凜
(関西大中・高スケート部) 196.11
5 本郷理華
(邦和スポーツランド) 194.28
6 白岩優奈
(関西大KFSC) 185.37
7 坂本花織
(神戸FSC) 184.06
8 村上佳菜子
(中京大) 182.55
9 鈴木沙弥
(邦和SC) 180.41
10 松田悠良
(中京大中京高) 180.27
11 新田谷凜
(中京大) 176.86
12 浅田真央
(中京大) 174.42
13 大庭 雅
(中京大) 165.45
14 滝野莉子
(大阪スケート倶楽部) 163.27
15 細田采花
(関西大) 159.13
16 磯邉ひな乃
(中京大) 153.34
17 木原万莉子
(同志社大) 151.35
18 廣谷帆香
(八工大一高) 148.71
19 今井 遥
(新潟県連) 147.58
20 松嶋那奈
(早稲田大) 147.32
21 中塩美悠
(広島スケートクラブ) 145.85
22 笠掛梨乃
(ポラリス中部FSC) 135.11
23 小林聖依
(秀明英光高) 131.75
24 永井優香
(駒場学園高) 131.40
宮原は細かいミスがあったもののダントツの得点で3連覇を果たしました。世界で戦うには修正点が何点かありますが、現在の国内に敵はいないという印象です。2位の樋口、3位の三原はジュニアからシニアに上がって勢いを示した形です。
ところで浅田ですが、3Aは両足着氷で転倒、回転不足も取られて持点に遠く及ばない3.30点、その後のジャンプにもミスが出て最終順位は12位でした。あくまで3Aにこだわりたい気持ちは分かりますが、持点がさほど高くないものにこだわり続けるよりもトータルの構成で点を稼ぐ方向に転換しないといけない時期に来ているように感じます。
世界フィギュア女子シングル代表は、
宮原知子
樋口新葉
三原舞依
の3人です。五輪枠の懸かる世界フィギュアは男子よりも厳しい戦いになります。宮原は安定して上位に来るでしょうから、3枠を取るには次に続く選手が最低でも8位以内に入れるかどうか? これは非常に高い壁です。世界の水準は高いレベルで拮抗しており抜け出すには0.1点でも多く取ること。若い選手がどこまで食い込めるかは未知数です。

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