8月が今日で終わります。明日から9月です。
まだ暑い日は続きますが、秋は近づいています。
秋は夕暮れと、清少納言も枕草子で語っておりました。
春は曙。やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、螢飛びちがひたる。雨など降るも、をかし。
秋は夕暮。夕日のさして山端いと近くなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つなど、飛び行くさへあはれなり。まして雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆる、いとをかし。日入りはてて、風の音、蟲の音など。
冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。霜などのいと白きも、またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、炭櫃・火桶の火も、白き灰がちになりぬるは わろし。
という訳で、秋の夕暮れは歌の世界でも重要なイメージなのです。「三夕歌」を皆さんもご存知だと思います。
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮 定家
さびしさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮 寂蓮
心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮 西行
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まだまだ、夏の暑さが残るこの頃ですが、秋の気配を感じ始めています。
ところで、ファジにとっては鬼門の秋がやって来ました。
例年、秋の大失速を何度も繰り返して来ましたが、今季は5月以降は既に失速しています。秋に入ったからと言って失速しないといけない訳はなくて、逆に加速して行かないといけません。
明日はアウェーの栃木戦。絶好調の相手を如何に抑えて勝ち切るか? 今季は第2節に対戦し、「3-0」で下している相手。ただ、いつまでも同じようなチームではありません。舐めてかかることはなくても勝てるかどうかは未知数です。
勿論、勝って勝点「3」を持ち帰ってくれるでしょう。秋風が身に沁みないように頑張らないといけません。
よろしくお願いします。
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