「スポーツを止めるな! オリンピックを止めるな!」
オリンピック
東京オリンピックに反対する世論が8割を超えているようですが、何故反対なのかという理由が釈然としません。
何だかマスメディアの扇動に乗せられてただ「不安」だから反対というのでは全く説得力がありません。
あからさまに「スポーツは不要不急」と唱えてはばからないスポーツ嫌いというより、スポーツ音痴の人々の戯言が中止議論の本筋になっているようで、大政翼賛会的行動は民主主義の大敵です。
とはいえ、戦後日本の民主主義は今に続く「官僚制民主主義」であり、主権在民とは名ばかりで、政治家にも力や知識がない為に官僚主権で形式だけを維持してきました。多くの人々は「誰かがやってくれるだろう」という無責任体質が染みついて、日本という国が総無責任体質に固まっています。
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コロナ感染拡大時に「五輪に医療関係者を奪われてはならない」という主張は正論のように見えて、単なる暴論です。医療体制の崩壊を引き起こした一番の要因は医師会自体が利権しか追及していないことなのですが、医療関係者を責めるのはご法度とばかりにメディアが扇動します。まるでその間に金銭授受があるかのような違和感を感じます。
五輪に従事するスポーツ医師団はコロナ治療には従事していませんから、何万人が召集されようがコロナに関する医療体制に影響しません。ヒステリックに煽ることで嫌いなことを排除しようとする輩の暴挙を許してはいけないと思います。
その上、日本にとっては国も東京都もオリンピックを中止する権限はありません。中止できるのはIOCだけです。日本側に許されているのはオリンピックの返上権のみです。返上した場合の違約金などは存在しないのですが、損害賠償請求は受けるでしょう。当然保険には加入しているでしょうが、額によっては賄えるのかどうかは分かりません。
中止した場合のリスクはお金の問題が大きくクローズアップされますが、本質的な問題はそこではありません。
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「スポーツは不要不急な行為」「オリンピックは、IOCや一部の政治家、スポンサー企業や広告代理店のお金儲け」と決めつけ、だから「やめたって構わない」という安易な発言は選手たちへの冒涜でしかありません。東京五輪中止で失われる選手やスポーツ関係者たちの情熱、彼らが失う「人生」そのものへの補償を考えて、そこまで補填してあげることができるなら、どうぞご自由に反対意見を押し付けてください。具体的な代替案もないのに反対だけするのは単なる無責任だけでなく犯罪行為なのだと自覚しないといけませんね。
「スポーツを止めるな!」「オリンピックを止めるな!」
少数意見かも知れませんが、やめることは容易く、実行することは難しいのです。どうやって実施するかを考えること、工夫することが人間に課せられた使命ですから、都知事が投げだしたとしても中止を考えてはいけないのです。それが上に立つものの命懸けの仕事なのですから。
全ては私論ですから聞くだけでも結構ですよ。
よろしくお願いします。
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