「配当方針、3割が記載なし 決算短信の簡素化始まる(日経より)」
企業会計
配当方針、3割が記載なし 決算短信の簡素化始まる
2017年3月期決算からの決算短信簡素化の状況を取り上げた記事。配当方針の記載を省略した会社が多かったようです。
「野村証券の調べによると、TOPIX1000採用銘柄で19日までに17年3月期決算を発表した760社のうち、
31%にあたる234社が短信から利益配分の説明を削除した。」
決算に関する分析を省略した会社(本決算ではなく四半期)は「投資家から批判が殺到」したそうです。
「市場に動揺が広がったのが、パイロットコーポレーションが8日に発表した17年1〜3月期の決算短信だ。配当方針だけでなく、決算の内容に関する説明も削除した。」
簡素化は決算発表早期化も目的の一つでしたが、それに関しては、従来と変わらなかったようです。決算短信監査不要といいながら、修正なしに無限定になると確信できなければ、発表しづらいでしょうから、むやみに早くはできないでしょう。むしろ、決算発表延期のプレスリリースが目立ったようにも思われます。