「ソフトバンクが追加発表・携帯端末の分割払いプラン、頭金なしに」
企業会計
ソフトバンクが追加発表・携帯端末の分割払いプラン、頭金なしに〓モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
ソフトバンクモバイルの新料金体系に関する記事のひとつで、頭金なしで携帯電話を分割払い購入できる料金体系「新スーパーボーナス特別割引」の記事です。
この特別割引は次のような仕組みです。
・「例えば「ソフトバンク705SH」を24カ月分割払いで購入した場合、月々の支払いは1880円となるが、端末を使い続けている間は同額の1880円の割引を受けられるため、実質的な負担額はゼロになる。」(高機能モデルだと、支払額全額の割引は受けられず、一部負担あり)
・「途中で解約した場合は、残額を支払わなければならない」
ライバル企業であるNTTドコモの決算をEDINETで見ると、端末機器販売は巨額の赤字となっています。その赤字を通信サービスの利益で取り返すという商売の仕方です。
ソフトバンクの場合は、端末販売でも損失(販売時に一挙に計上)が出るのかもしれませんが、むしろ、端末代金の分割回収(売掛金の回収)と通話料金の割引(将来の売上のマイナス)という形式を取ることにより、契約時の赤字を抑える効果があると予想されます(実際にどのような会計処理になるのかにもよりますが)。
もちろん、途中で解約した場合には、端末代金の残額を利用者は支払わなければならないので、仮にそうした会計処理を行ったとしても間違っているわけではありません。しかし、会社間の比較を行う場合には注意すべき点だと思います。