「中国「ライブ配信大手」に不正会計疑惑が浮上(東洋経済より)」
不正経理
中国「ライブ配信大手」に不正会計疑惑が浮上
歓聚集団、BOT使いユーザー数や売上を水増しか
歓聚集団(JOYY)という中国のライブ配信サービスの会社で不正会計疑惑が浮上したという記事。米国の空売り投資会社、マディ・ウォーターズが不正を指摘するレポートを出したのだそうです。
「マディ・ウォーターズは歓聚集団を1年にわたって調査し、同社が
BOT(自動化プログラム)を利用するなどして
ユーザー数や収益を大幅に水増ししていることを突き止めたという。主力事業である
中国国内向けのライブ配信サービス「YY直播」では売り上げの最大9割、
海外向けのライブ配信サービス「BIGO」では同8割が
架空の疑いがあるとしている。
レポートの発表後、アメリカのナスダックに上場する歓聚集団のADR(アメリカ預託証券)は急落。11月18日の終値は73.66ドル(7654円)と、前日の終値から26.48%下落した。これに対して歓聚集団は、「マディ・ウォーターズはライブ配信のビジネスに無知であり、レポートは間違いだらけだ」と
疑惑を全面否定する声明を出した。」
マディ・ウォーターズのレポート
https://www.muddywatersresearch.com/research/yy/1/
It was clear to us from early on that YY Live was almost entirely fake. YY Live is an ecosystem of mirages. Its supposedly high-earning performers in reality take home only a fraction of their reported totals. The purportedly independent channel owners are largely controlled by YY in order to facilitate continuous sham transactions. The legions of benefactor fans are almost entirely bots operating from YY’s internal network (~50% of YY Live gift volume), bots operating from external bot farms, and performers roundtripping gifts to themselves. We conclude that YY Live is ~90% fraudulent. YY’s international livestreaming business, Bigo, seems barely more real.
こちらは、中国の国有自動車メーカーが破産宣告を受けたという記事。
↓
中国の国有自動車「華晨汽車」に破産宣告の衝撃
債権者の申し立て。優良資産の隠匿疑惑も浮上(東洋経済)
資産隠蔽疑惑については...
「デフォルト発生後、債券市場では華晨汽車の破綻処理に関するさまざまな噂が飛び交った。そんななか、市場関係者の間に出回ったある内部文書が注目を集めている。中国国家開発銀行傘下の証券会社である国開証券が、中国人民銀行(中央銀行)の金融安定局に提出したとされる書簡だ。
国開証券は華晨汽車の大口債権者の1社である。書簡によれば、華晨汽車は
現金化が可能な優良資産の多くを別会社に移し、それを担保に融資を受けたという名目で質権を設定。この事実を隠蔽して裁判所に自己破産を申請しようと画策しており、「
債務返済を逃れようという意図は明らかだ」と断定している。」
担保に入っているということにすれば、担保を手に入れた(ことになっている)債権者以外の債権者は、その財産にしばらく手をつけられないわけで、財産隠しになるのでしょう。
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