2019/1/22

「この道」の映画  映画

1月19日(土)に映画「この道」を見た。
「この道」と言ったら北原白秋作詞、山田耕筰作曲で有名な童謡である。
ウキペディアには「童謡」とあるが、素人が歌うには難しく歌曲的だ。

〽1 この道は いつか来た道
    ああ そうだよ アカシアの花が咲いてる

2番には、白い時計台だよ 3番には、お母様と馬車で行ったよ と歌われる。

1、2番で場所は札幌らしく、3,4番は故郷柳川らしいが、映画の中では白秋本人がそれぞれ思い浮かべる場所で良い、と言っている。

私は映画に先行して八王子のカラオケ館(歌舞伎町のカラオケ館でなくて良かった)で「この道」を歌ってみたが、上手く拍子に乗れなかった。

帰って調べたら拍子が目まぐるしく変わるのだ。四分の三拍子で始まり、四分の二拍子、四分の三拍子を交互に繰り返すようになっている。

北原白秋(隆吉)は詩人、童謡作家、歌人、であり新民謡や軍歌までも作詞した。
1885(明治18)年〜1942(昭和17)年、熊本県南関町に生まれ、まもなく柳川市に移った。

白秋は俳句の季語である。私も「北原」である縁から、昔川柳でもひねろうと「北原白春(はくしゅん)」を勝手に名乗った事がある。そう「はくしょん」でも良かった。

そんな縁で、私は若い頃(30代)の春、九州一人旅で柳川市を訪ね、「北原白秋記念館」も見学した。彼の生家(商家で主に酒造業)の裏庭に隣接して建てられていた。

柳川市は水郷の街で、船には乗らなかったが川べりを歩いた。しかし冷たい雨が降っておりちょうど昼飯時で、近くに見つけた「ウナギ屋」さんで、うな重を食べたが、実に上手かった。

白秋は上京して、早稲田大学英文科に入学。
次々に詩を発表して話題になり、人気が出た。一方で女たらしで、不倫の上姦通罪で逮捕されてしまう。
それでも懲りずにその相手「俊子」と結婚。だが離婚、再婚を繰り返して3度目の結婚までもした。

しかし、「歌心」があるので、子供と遊ぶのが好きだったり、小鳥も良く観察して「詩」にした。
かなりの自信家で、もう「詩」そのものが「歌」だから「曲」はいらないと豪語する。
そこに近づいて来たのが「山田耕筰」である。

時にはケンカ沙汰になったりしたが、山田耕筰が作曲した「この道」や「からたちの花」の曲は絶賛された。

映画では北原白秋は大森南朋が演じ、山田耕筰はEXILE のAKIRAが演じた。
大森は白秋の感じがしっかり出でいたし、AKIRAも好演だった。

劇中、北原白秋没後10周年演奏会で「この道」を山田耕筰が指揮をして、小学生らが体育館のステージに上り、オーケストラで合唱するシーンがあった。
音楽は後で入れたもので、画面と合わず、指揮と曲がずれたのが気になった。

北原白秋の作品には、雨ふり、砂山、からたちの花、この道、ペチカ、あわて床屋、待ちぼうけ、城ケ島の雨、ちゃっきり節、愛国行進曲(補作)や校歌、応援歌など多数ある。

やはり劇中に「からたちの花」を安田祥子、由紀さおり姉妹がNHKラジオのスタジオで歌うシーンがあったけれど、もっと童謡を演奏会形式で聞きたかった。

与謝野鉄幹役の松重豊、与謝野晶子役の羽田美智子や鈴木三重吉役の柳沢慎吾など、役者はそろっていた。

エンディングはEXILEのATHUSIがせつなく「この道」を歌っていた。
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