2015/10/16

尺八でジャズ・ポピュラー  音楽

尺八でジャズ・ポピュラーの先駆者は村岡実(1923〜2014)や山本邦山(1937〜2014)であろう。
この卓越した両人の演奏がレコード化されて、我々の知るところとなった。
村岡実は知る人ぞ知る、美空ひばりの「柔」の伴奏や「遠くへ行きたい」の尺八で有名である。

1968(昭和43)年、大学2年生の春だった。私は村岡実のレコードから「子象の行進」の曲を知った。映画「ハタリ」の中の曲である。この曲のメロディーとアドリブを2本の尺八で演奏するべく編曲して、大学の春の文化祭で演奏する予定であった。

ところが、星野仙一投手活躍の六大学野球の春のリーグ戦で我が母校が優勝してしまい、急遽提灯行列に皆行ってしまった。もちろん私もである。
文化祭は当然キャンセルした。
知らないうちに新宿京王百貨店や小田急百貨店の屋上ビアガーデンを乗っ取り、校歌の大合唱であった。生バンドも仕方なく伴奏してくれた。

一方の山本邦山は1967年、有名なニューポート・ジャズ・フェスティバルに日本のバンド、「原信夫とシャープス・アンド・フラッツ」と共に参加して一躍、時の人となった。
YouTubeに邦山演奏が出ているが、難しい「テイク・ファイブ」を難なく吹きこなしている。
何しろ5孔尺八であるし、4分の5拍子のリズムで、その難しさは尋常では無い。

ただサックス奏者などに言わせると、世間的には批評は厳しいものがある。楽器の難しさを知らないからだ。
私も練習だけはしている。

1995年、大和市の中学校でクラス毎に父兄の講話があり、私は音楽室で尺八を演奏した。
何曲か演奏したが、音楽担当の先生のピアノと、ぶっつけ本番で「アメリカン・パトロール」をジャズ的にコラボし、私がメロディーで、ピアノはコードを弾いていただいた。
この時の状況はタウン誌に演奏写真と文が掲載された。

ジャズ映画の、「ベニイ・グッドマン物語」や「グレン・ミラー物語」のDVDを見たが、私は「茶色の小瓶」が好きである。

この曲を、在京高校同窓会でのアトラクションに呼ばれて演奏した。
この時、会場にいた方々を2つに分けて、交互に手拍子を打たせたが、思うようにそろわず、もくろみは失敗した。
誠に乗りが悪かった事を反省している。

さらにジャズと言えば、「A列車で行こう」や「サマータイム」「ハーレム・ノクターン」等が好きである。もちろん楽器はサックスがいい。尺八と同じようにポルタメントが出来るからである。
(ポルタメントとは下の音から一音上の音までを切らずに、スリ上げてつなげて演奏する方法)

村岡実について記すと以前、新宿朝日生命ホールで演奏を聞いたし、何年か前に高円寺の尺八ライブにも行った。
その後、「本曲演歌独奏集」のCDを発売したので購入した。

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その時宮崎のご自宅に、そのCDの楽譜を送っていただくようにお電話した。そして「先日ライブに行った」由を伝えたところ「又、やるからよろしく」とおっしゃっていたが、それが最後に聞いた言葉だった。
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