ハイドン 弦楽四重奏曲‘皇帝’  CD・レコード

 貴族の雇われ人として、人を愉しませ、慰め、励まし、心静かな祈りや休息のときを創出し…と大忙しで作曲し続けたハイドンさん。私の好きな音楽家です。子どもの頃はスポーツ万能に加えて美声、頭よさそう、リーダーシップもあったと見える。長じてはよく働き、ご主人様の覚えめでたく、そこそこ身持ちもよさそうな、まさに理想の。。。

 えーと、今日は何の日だっけな。

♪ハイドンのカルテットの日♪
 私はバレエ音楽以外のクラシック曲を聴くようになってからようやく1年。ハイドンの弦楽四重奏曲は4曲(うち、2曲は同じ曲)しか持っていません。

 小学生向けの作曲家伝記シリーズ(漫画絵本)の巻末に「弦楽四重奏曲ならこれがオススメ!」と出ていたイタリア四重奏団のCD。

ヨーゼフ・ハイドン作曲:弦楽四重奏曲
 「ひばり」「セレナード」「五度」
 (以上1965年録音)
 「皇帝」(1976年録音)
 (演奏)イタリア弦楽四重奏団 

@TOWER. JP



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ハイドン:弦楽四重奏曲
第17番&第67番&76番&第77番


 第17番 第67番「ひばり」、第76番「五度」、第77番「皇帝」。ゆっくり時間のあるときに通して聴くもよし、気分に合わせて1曲だけ取り出して聴くもまたよしのラインナップ。

 第67番 第17番「セレナード」は、後にロマン・ホフシュテッターの作曲と判明したそうですが、私は通して聴くとき、これを外すことはしません。この曲のタイトルの由来となった第2楽章のメロディーに、小さな頃から親しんでいたためかもしれません。このメロディーは多くの人にとって「どこかで聴いたクラシック」ですよね、きっと。何かのCMに使われていたかもしれん。どなたかご存知? 優美な歌を小声で口ずさむような第1ヴァイオリンを、ピツィカートのヴィオラが伴奏します。おもわず私も小さく静かに呼吸します。

 そして、ハイドンがオーストリア国歌にと願って作曲したメロディーが4つの変奏を伴って第2楽章に登場する「皇帝」。中学の音楽で、オリンピックで、ワールドカップサッカーで、そして我が家の柱時計の10時と4時のメロディーとして、ずっと親しみ続けているカッコいいドイツ国歌。何でドイツなんだか。おかげで伝記を読むまでハイドンさんはドイツ人だと思っていたよ。

 というわけで、4曲の弦楽四重奏曲を聴く小さな旅のなかに、楚々としたセレナーデがあり、終わり近くにドイツ国歌が聞こえる。難しいことひとつもなしヨ、の小1時間なのであります。

 第77番「皇帝」は、こちらの演奏も持っています。

@TOWER. JP
アマデウス四重奏団
(ハイドン、スメタナ、ドヴォルザーク)



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ハイドン:弦楽四重奏曲第77番 ほか


 1963年の録音。御本家ウィーンふうはこちらなのでしょうか? って、何がウィーン風か、私は知りません。四重奏曲「皇帝」、甘やかな響きと歌いまわしを聞かせてくれるのはイタリア四重奏団の方です。全体に、アマデウスに比べてイタリアの演奏は遅いめ。そのうえ残響がたっぷり。

 第1楽章のテーマ、イタリア四重奏団は可憐なダンスのステップのように感じさせるアーティキレーションがいいです。(第1?)主題が3度目に演奏されるとき、5度(ありゃ、8度も?)の行ったり来たりで伴奏する低弦が、なかなかしっかり前に出てきて、カッコいいです。靴音も力強い男性ダンサーのステップを思い出します。

 第2楽章は、和声を味わうのにイタリアのゆったりした演奏が、私にはちょうどよいです。翳りゆく部屋に置いたカットガラスのゆるい光を、ゆっくり動いてみながら楽しむ、そんな味わいだな。

 このふたつが、私の最も気に入っているところです。まだまだ見つけられそう。またこの次に♪
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2008/4/2  13:23

投稿者:sweetbrier

ホフシュテッターさんの情報、ありがとうございます。
そして、今になって気がつきました(大汗)
作品番号の大間違い!
「セレナード」は第17番だったのですね。ひばり」が67番。
木曽さんのサイトを見に行ってやっと(滝汗)。
う〜ん、数字に弱いわ。たった二桁でも(-_-;)
ホフシュテッターさん、修道僧だったんですね。木曽さんちでエピソードを拝読すると、なんとなくほのぼのと穏やかな気持ちになりました。直接には繋がりのない人物ですけれど、ハイドンにまつわる話ってどこかホッとさせてくれるものがありますね〜。

http://ivory.ap.teacup.com/sweetbrier/

2008/4/2  7:33

投稿者:木曽のあばら屋

こんにちは。
はい、ホフシュテッターさん、本職はお坊さんでした。
この人については以前拙Hpでもとりあげたことがあります。
よろしければ御笑覧ください。
   ↓

http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/hoffstetter.html

2008/4/2  0:18

投稿者:sweetbrier

木曽さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ホフシュテッターさんはアマチュア?!(驚!)
そうなんですか。
私、CDでこの4曲を聴いて何の違和感もなし(-_-;)です。
ま、まあとにかく、音楽ってすばらしい♪
ホフシュテッターさんには、作曲家以外に天命があったのでしょう、きっと…
でもって、この作品だけは惜しいと、運命の(音楽の?)女神が思ったかな?

http://ivory.ap.teacup.com/sweetbrier/

2008/4/1  23:57

投稿者:木曽のあばら屋

こんにちは。
このアルバム、私も持ってます。
ホフシュテッターの「セレナード」もいい曲ですよね。
ドイツのアマチュア作曲家ホフシュテッターが自費出版した
6つの弦楽四重奏曲を、パリの楽譜商が勝手に
「ハイドン作」として出版したもので、
ホフシュテッター自身は自分の曲がハイドンの作品として出版されたことを
知らなかった可能性が高いそうです。
気の毒な気もしますが、でもおかげで音楽史に名が残りました。

http://www.h2.dion.ne.jp/~kisohiro/index.html

2008/4/1  23:38

投稿者:sweetbrier

凜虞さん、コメントありがとうございます。
この度のブログ村参加エントリーの数々、拝読しました。楽しそうですね。四重奏団の演奏云々よりも、まずハイドンの音楽の魅力が、その作品を聴いたときのようにすんなりと心地よく伝わってきました。まだエントリーは続いているようですね。楽しみです。教えられることもたくさんあります。

イタリア四重奏団のCD、ノイズが聞こえるんですか。私は気がつきませんでした。
(カット)ガラス→グラス、いかなご→こうなご
と同じく、若い耳にはかないません(^^;)ゞ
そういえば東京のスーパーに、こちらと同じ「くるみ小女子」が並んでいると聞きました。
凜虞さんのこれからの企画、楽しみにしています。



http://ivory.ap.teacup.com/sweetbrier/

2008/4/1  20:31

投稿者:凛虞

sweetbrierさん、こんばんは。ハイドンの誕生日企画、「ハイドンのカルテットの日」ご参加有り難うございます!
「カットグラスのゆるい光を」のくだり、巧いこと仰いますね、こちらもそのような気分になってしまいました(笑)。
このイタリア四重奏団のCD、残念ながら私の所有するマスタリングが悪いのか、LPの針のノイズのようなものが混入しています(゜-Å) 演奏が素敵なだけに、ちょっぴり興をそがれるような思いがします。

余談となりますが、根っからの東人の私、いかなごは初耳でしたが、こうなごは知ってます・・・というか、フツーにスーパーで売っています(笑)。やはり若い世代は違う!?(爆)

http://shostakovich.blog.shinobi.jp/


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