3組義元君から「ビニールハウスで映画」の案内をいただきました。
第6回 ビニールハウスでの上映会
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日 時 | 10月8日(土)午後6時30分 |
場 所 | 福井市黒丸町 義元さんちのビニールハウス |
上映作品(1) | 新編 粥川風土記
清流・長良川の源流域に暮らす |
上映作品(2) | アフガンに命の水を |
詳しくは下のパンフレットを参照ください。 |
会場
下の地図中の緑の矢印の場所にある大きなビニールハウスが会場です。「大きな地図で見る」で最大にしてみてください。(「写真」にするとビニールハウスが見えます。)
大きな地図で見る
昨年の映画は「大きな家〜タイマグラの森の子どもたち」というもので、福井新聞でも報道されたので私も知ることが出来ました。
「大きな家」というタイトルが気になり、そして「里山」ということばに惹かれて、見に行きました。東北の山中に東京から移住した監督が自分の子供たちの厳しい自然のなかでの生活を淡々と描写したものでした。自然というものを考えさせられるきっかけになりました。
昨年メーリングリストへ投稿したメールから引用します。
会場は、大きなビニールハウス。5、60mくらい、あるいはもっとあるかな。そのビニールハウスの端にスクリーンを設置して、下はブルーシート。
入るのは反対側の入り口。はいっていくと頭のちょっとうえあたりにぶどうの木があって、その下ずっと向こうにスクリーンと人影が見える。なんとなく、「境界をこえる」という感じがするアプローチ。
映画はすごかった、岩手の山奥に移り住んだ監督の子供さん3人の生活を撮っているだけなのに。雪、風、動物、植物...。そのさまは僕の貧弱な文章力では、とても記述できない。
立派な家なんだけれど、秋には野ねずみが木の実をもって入ってくる(冬になると入ってこないらしい)、虫たちも続々と入ってきて壁の隙間にびっしり。そして春になると出て行く。
ウサギの赤ちゃんが怪我をして、子供たちが世話をして元気になってから放してやる。時々そのウサギが家の近くにくる。でも手の届くところまでは近づかない。
ある日、家の近くでウサギの片足が見つかる。あのウサギかどうかはわからない。でもあのウサギの姿は見えなくなった。
秋になり、栃の木が落ちる。それが翌年には背の芽を出し、高い幼木になる。
エトセトラ、エトセトラ。
うまくかけないが、このような状況を女の子が、山の自然や、動物や虫なども含めて「大きな家」と言ったらしい。
この映画を見て、自然というものの認識が変わった。僕らが子供のころ体験した自然、そしていま体験している自然なんて、人間に飼いならされた自然だということを思い知った。
あの自然は、とても厳しい自然、でもまだ人間が耐えられ共存できる自然だった。
しかし、3.11を経たことで自然観はまた変わった。あの地震、津波は、人間に牙をむいた。自然が牙を剥いたとき、人間は...。
今年の映画は副題に「清流・長良川の源流域に暮らす」とあります。どんな自然観を見せてくれるでしょうか。

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