毎日担任の先生が「Kさん、いかがですか?」と職場を出る前に必ずお電話をくださる。きのうも「はぁ、やっぱりまだ元気がなくて、相変わらず熱が上下してます」と答えると、若い新婚の男性教師であるH先生は「・・・実は僕も元気が無いんですよ。クラスのみんなも元気が無くて。みんなKさんを心待ちにしているんです。」
Kちゃんは天照大神なのか!? と、一瞬思ったが、たしかにウチでも灯の消えたような停滞した空気が漂っている。
彼女が居ると馬にぴしっとムチが入って、軽快なギャロップをするような、そんな楽しい刺激と、全体を見回す思いやりと、自然に笑いが出て来る空気が出来上がるのだ。
でも現在そんな彼女本人も、だらだらとアップダウンを繰り返して続く熱に、すっかりふさぎ込んでいるのだが。
しかしこの天岩戸は、いつになったら開くんだろうな、ホントに! アクティブな彼女がこんなに養生してるっていうのに!

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